【藤江直人特別寄稿】なでしこJ高倉麻子新監督の“正体”
今夏のリオ五輪出場を逃し、高倉麻子新監督(48)の下で再出発を期す女子日本代表・なでしこジャパンの米国遠征メンバーが20日に発表された。
なでしこと命名される前の女子代表で攻撃的MFとして活躍。指導者としてはU─17女子代表を世界一に導いた初の女性監督が、初陣でどのような顔ぶれを選ぶのか?
配布された選手リストを見た報道陣が、少なからずどよめいた。なでしこを長く牽引してきたMF宮間あや(31)の名前がなかったからだ。
理由は「体調不良の宮間が辞退した」と高倉監督は明かした。一方で佐々木則夫前監督時代の常連でW杯優勝メンバーのFW大野忍(32)、DF近賀ゆかり(32)、GK福元美穂(32)、MF川澄奈穂美(30)、DF岩清水梓(29)、DF鮫島彩(28)らを招集しなかった理由をこう説明する。
「就任時に『年齢で区切ることはない』と言いましたが、なでしこジャパンは未来へ向かって進んでいるのも確かなので、伸びしろを感じた選手をまずは選びました」