「智弁学園より弱い」 オリ編成部トップが“無責任暴言”
「闘争心のない選手は明日にでも辞めてもらって結構。やる気のある選手だけでやったらいい。今なら(センバツで優勝した)智弁学園より弱い」
11日の敗戦後、チームを罵倒したのがオリックスの瀬戸山球団本部長だ。
果たして選手はこの発言をどう聞いたのか。12日のDeNA戦で2戦連続完封負けを喫したところを見ると、「あんたが言うな!」と、むしろやる気が失せたのではないか。
瀬戸山本部長は編成部のトップ。ここまで弱いチームをつくり上げた張本人だ。14年オフには30億円もの補強金を費やし、助っ人のブランコ、米国帰りの中島、FAの小谷野ら、ポジションのかぶる内野手ばかりを獲得。機能不全に陥ったばかりか、彼らにケガが相次ぎ、昨季は5位と低迷した。
今季も自らのパイプで西村ヘッドコーチ、高橋打撃コーチらを招聘して組閣を行ったが、もっか最下位。今季は3度もコーチ陣の入れ替えを行っているのだから、呆れるより他ない。
現場に発奮を促すどころか、意気消沈させる球団幹部の暴言。オリックスの泥沼はまだまだ続きそうだ。