2位巨人にゲーム差1も…好調DeNAによぎる昨季の“急失速”
「まずは5割に戻して、そこから貯金して上に追いつきたい」
先発して5勝目を挙げたDeNAの久保がこう言った。94試合を消化したDeNAはたまっていた「借金」も1まで減らし、この日試合がなかった2位巨人とのゲーム差を1とした。ここ10試合は7勝3敗と好調で、ある球団関係者は「巨人を抜くのは時間の問題。広島にどこまで迫れるかだ」と鼻息も荒いが、その言葉を信用するファンは少ない。
昨年は5月中旬に11まで貯金を増やし、一時は首位に立ちながら、直後の交流戦でパのチームにボコボコにされて借金生活へ。それでもこの日と同じ94試合が終わった時点(7月30日)では、首位の阪神に5ゲーム差の5位。借金は7でも優勝を狙える位置にいた。それが終わってみれば、座りなれた最下位に落ち着いた。
今季も2位以下はダンゴのセ・リーグ。広島が飛び出してはいるものの、絶対的な強さは感じられない。DeNAはこの先上がるか、下がるか……やっぱりセは、143試合が終わらなければ最終順位はわからない。