阪神調査報道で争奪戦も オリFA糸井は“満身創痍”の超人
それはライバル球団も同様で、優勝が絶望的になった巨人、平田と大島の両外野手にFA権行使の可能性がある中日なども、リストアップしているともっぱらである。
「糸井本人はFA権行使について明言はしていないが、親しい関係者には『他球団の評価を聞いてみたいという気持ちはある』と話している。かねての希望だったメジャー挑戦は数年前に封印し、もうその気はない。本人は現在、大阪のホテル住まいで、家族は東京暮らし。すっかり単身赴任が長くなっていることもあり、『在京球団の巨人が有利』『いや、京都出身で準地元の阪神も自信を持っている』などと球界では囁かれている」(パ球団編成担当)
■日本ハムを放出された理由
オフには、阪神を中心とする糸井争奪戦が展開されそうな雲行きなのだが、過度な期待は禁物だという声もある。
卓越した身体能力から「超人」の異名を持つ糸井も、来年の7月には36歳になる。昨季は、09年に日本ハムでレギュラーに定着してからの自己ワーストとなる打率.262、17本塁打、68打点と大不振。7年ぶりに打率が3割を下回ったその原因は、古傷である左ヒザの故障だった。