「1番・中堅」なら負担増 FA糸井は阪神入りでも課題山積
■かつては城島も重圧に屈した
加えて、阪神はオリックスと比べて注目度が高い。熱狂的なファン、マスコミがバックにいる。
かつて、マリナーズから阪神に移籍した城島健司は当初、積極的に取材対応をしていた。しかし、右肘等の故障もあって引退を決断した際には報道陣に「これで皆さんに追いかけられなくて済む」と漏らしていた。
「糸井は明るい性格ながらムラっ気がある。守備で超人的なプレーを見せたかと思ったら、緩慢な守備で投手の足を引っ張ったこともあった。阪神は大金を投じて獲得するわけだから、ケガをしたり、結果を残せない状況が続いて逆風が吹いた時に精神的に耐えられるのかどうか、一抹の不安がある」とは、オリックスOB。
阪神はただでさえ外様に厳しい。糸井がもし阪神移籍を決断した場合、これまで以上に「心技体」の充実が求められる。