元巨人ドラ1に片思い2年 阪神は今年も村田透獲りに失敗か
またも熱意は実らなそうだ。12日、元巨人でインディアンス3Aの村田透(31)が日本球界に復帰することが決定的となった。ウインターリーグに参加中のベネズエラのマスコミが伝えた。移籍先は日本ハムが有力だという。
村田は大体大から07年大学生・社会人ドラフト1巡目で巨人入団。しかし一度も一軍登板を果たすことなく10年オフ、わずか3年で戦力外となった。同年の12球団合同トライアウトを経て、インディアンスとマイナー契約。メジャーでの登板は15年の1試合のみだが、同年は3Aで15勝を挙げて最多勝を獲得。今季は3Aで33試合に登板、9勝4敗4セーブ、防御率3・78の成績だった。
この右腕を巡っては、昨年、阪神が契約寸前までこぎつけたものの、最終的に村田本人が米球界残留を決めて、獲得を断念せざるを得なかった経緯がある。
「阪神は村田を諦めきれず、今年も継続して獲得調査をしていたようです。ただ、村田は米球界で揉まれて一皮剥けたことに加え、日本人選手として契約できることから、日ハム、ロッテなど複数球団による争奪戦となっていました」(マスコミ関係者)