巨人に移籍した石川慎吾 「大田泰示より上」の根拠と課題
日本ハムから2対2の交換トレードで巨人に移籍した石川慎吾(23)の評価が日に日に増している。当初は、同じく巨人に移った12年のMVP左腕・吉川光夫(28)の添え物のようなイメージがあったものの、そもそも巨人のフロントは、実は吉川以上の評価をしていたという。
「大田泰示と吉川の交換をメーンとしたトレードをまとめる過程で、巨人サイドの方から交換要員に指名したのが石川だったと聞いている。編成担当が2年前からマークを続けていたとかで、環境が変われば大化けする可能性があると期待されています」(巨人OB)
宮崎での秋季キャンプに合流し、12日にはさっそく練習試合で2安打3打点。バックスクリーンにぶち込む特大の一発も放って、首脳陣をニンマリさせている。
東大阪大柏原から11年のドラフト3位で入団した日本ハムではレギュラーを獲得するまでに至らず、5年間の一軍通算成績は103試合に出場して打率・193、3本塁打、23打点。要するに一軍半選手で、チームが日本一になった今季は12試合で打率・074、本塁打ゼロに終わった。