主力に固執 マリナーズFA李大浩“出戻り”しか選択肢なし
米国か、アジアか――。
マリナーズからFAとなった李大浩(34)。来季について韓国の地元メディアは、「韓国と日本球界も選択肢にある」と報じた。
しかし、李は今季104試合に出場し、292打席で14本塁打、49打点、打率.253。左腕相手がほとんどで、シーズン中盤以降は成績が下降した。さらにメジャーでは、「野手は35歳から急激に力が落ちる」との定説もある。メジャー残留の可能性は限りなくゼロに近いのではないか。
米球界に詳しいスポーツライターの友成那智氏はこう話す。
「確かに年齢はネックになりますが、292打席で14本塁打。フルに働けば、年間30本は打てる計算です。35歳でもこれだけホームランを打てれば、興味を持つ球団は多いでしょう。しかも、マリナーズの本拠地であるセーフコフィールドは通称『右打者の地獄』。左翼から右翼方向に強い風が吹くため、李も苦しめられていた。それであの成績ですからね。今季はアダム・リンドと一塁で併用されていたが、守備は李の方がうまい」