山口俊の人的補償で巨人からベイに 平良拳太郎が本音語る
「ビックリしたけど、こればっかりはどうしようもないことですから」
こう言ったのは、DeNAの平良拳太郎(21)。オフに、FAで巨人に入団した山口俊の人的補償として新天地に移った。高卒4年目を迎えた右腕は、将来のエース候補と期待する声がある中、巨人に28人のプロテクトリストから外された。本音を聞いた。
――人的補償で移籍が決まった時はショックだった?
「最初はビックリしたとしか言いようがないですね。正直、自分の想像の中では、自分が(DeNAに)選ばれることはないだろう、と思っていました。もちろん、僕自身が(プロテクトの)28人の中に入るとは思いませんでしたが、誰になるんだろうって、気にはしていました」
――沖縄の北山高校から13年ドラフト5位で巨人に入り、わずか3年で移籍となった。
「巨人では、結果が出ない時期でもいろんな経験をさせていただいて、恩返しすることができなかったことが心残りです。1年目にいきなりU-21ワールドカップの日本代表に選んでもらったのに始まり、2年目にはNPB選抜、フレッシュオールスター、オフは台湾のウインターリーグにも行かせてもらった。昨年のオフも、プエルトリコのウインターリーグです。昨年は右肘をケガしてしまい、今年こそは、という気持ちは正直ありました。ただ、起きてしまったのはしょうがない。DeNAでチャンスをもらえるように頑張っていきたいです」