「吐き気がする緊張感」 SB内川聖一がWBCの重圧を吐露
唯一の3大会連続出場。セ・パ両リーグで首位打者獲得経験のある“安打製造機”内川聖一(34・ソフトバンク)は「WBCがボクの人生を変えてくれた」と言う。09年の第2回大会は大活躍で世界一に大きく貢献。4強敗退に終わった13年の前回大会は自身のダブルスチール失敗がクローズアップされ、“戦犯”扱いされた。あれから4年。誰よりも日の丸を背負う重さ、大会の怖さを知る男に聞いた。
――唯一の3大会連続出場。侍ジャパンに経験を伝える立場でもある。
「いい経験もあれば悪い経験もあるので、難しい作業になります。試合の入り方は人それぞれ。こういうふうに入った方がいいとか、こうした方がいいんじゃないかと押しつける気持ちは全然ありません。でも、本大会になると強化試合とは雰囲気が変わってきます。絶対に勝たなければならない試合になる。大会が始まる前に一つのチームとして意思疎通ができて、コミュニケーションが取れた中で大会に臨みたいと思っています」
――日の丸を背負うプレッシャーや緊張感は尋常じゃない?