前半大叩きの原因か…27位タイ宮里藍に“腰痛再発”の兆候
【ホンダLPGAタイランド】
宮里藍(31)の2017年シーズンがスタートした。前半のアウトは3オーバーと崩れたが、後半は4バーディー、ノーボギーと巻き返し1アンダー27位タイにつけた。
「後半に盛り返して、アンダーパーに戻せたのが良かった。腰はもうすっかり大丈夫」(宮里)
宮里はアマチュアだった高校3年生の時にツアー優勝してプロ転向。05年まで日本ツアーでプレーした後、06年から米ツアーに参戦。すでに12年目になる。
大型プレーヤーが多いハイレベルな舞台で、155センチという小さな体で9勝をマークし、世界ランク首位に立ったこともある。だがここ4年は未勝利だ。そこで気になるのが「腰はもう――」発言だ。
昨秋は痛み止めを飲んでプレーしたり、腰痛で大会直前に棄権したり、別の大会では腰痛から練習ラウンドをキャンセルしたこともある。
宮里は昔から予選落ちしても「ゴルフの調子は悪くない」というポジティブシンキングを貫いている。メンタルトレーナーの教えを固く守っているわけだが、長く宮里を取材してきたマスコミ関係者は、「藍ちゃんの口から、いいとか、問題ない、という言葉が出てきた時は危険な兆候」と言う。「腰が痛ければ思い切ってクラブを振りきれず、飛ばない、曲がる原因に直結する」(ある女子プロ)だけに、前半の大叩きも本当は腰がヤバいのではないか、とウワサが広まっている。