西武・辻監督はCS2勝10敗と短期決戦からっきし…退任報道がナイン唯一の“カンフル剤”に

公開日: 更新日:

 4度目の正直なるか。

 パ・リーグでは3位通過の西武が、2位のソフトバンクと対戦する。西武を率いる辻発彦監督(63)はポストシーズンが大の苦手。2018、19年にリーグ連覇を達成したが、いずれもファイナルステージでソフトバンクに完敗。指揮を執った17年からCS2勝10敗と短期決戦に弱い。

 そこへ「カンフル剤」となりそうなのが、辻監督の退任報道だ。前日の7日に今季限りでの退任が報じられ、後任は松井稼頭央ヘッドコーチ(46)が有力とみられている。昨季も42年ぶりとなる最下位の責任を取って辞任を決意したが、急転、球団からの続投要請を受け、指揮を執ることになった。

 現在、主力として活躍する選手たちを一人前にしたのは辻監督だ。就任1年目にルーキーだった源田を正遊撃手に抜擢。翌18年に10年ぶりの優勝を果たす。19年に菊池(現ブルージェイズ)がメジャーに挑戦し、浅村が楽天FA移籍する中でもリーグ連覇を達成。山川を不動の4番打者に、森を正捕手に育て上げ、レギュラー固めに成功した。

「監督である俺の責任」が口癖で、選手からの信頼も厚い。辻監督のために……と選手が奮起し、不利なデータや相性も跳ね返せるか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平を激怒させたフジテレビと日本テレビ…もっと問題なのは、情けない関係修復の仕方だ

  2. 2

    ソフトB悪夢の本拠地3連敗「2つの敗因」…26イニング連続無得点よりも深刻なチーム事情

  3. 3

    石井琢朗コーチが三浦監督との《関係悪化説》を払拭、「ピエロ」を演じたCS突破の夜

  4. 4

    二宮和也「七五三」隠し撮りに激怒の覚悟…入学式や運動会にも厳しい視線、あの俳優夫婦も警告の過去

  5. 5

    旧ジャニーズ“復活”で女帝復権か…米国でスルー状態のTravis Japanを日本メディアが一斉ヨイショの裏

  1. 6

    あの大谷翔平が苦々しい顔でインタビュー拒絶…フジテレビと“愛車無断公開犯”元木大介氏の先輩づらに嫌悪

  2. 7

    岡田阪神“強制終了”は「事実上の解任」…体調不良で異例の退任会見ナシなど誰も信じない

  3. 8

    いまや大谷ドジャースこそ「悪の帝国」だ…カネ&人気&裏技フル活用でタンパリング疑惑まで

  4. 9

    大谷翔平は来季副収入100億円ガッポリ、ド軍もホクホク! 悲願の世界一で証明した圧倒的経済効果

  5. 10

    グリズリーズ河村勇輝に試練!ルーキーが直面する超過酷な伝統「雑用係」衝撃の中身