いま役立つ名手の技
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杉原輝雄<16> 左腕は余裕を持たせて左手を強く使う
「左腕を真っすぐ」といわれているけれど、杉原輝雄は左ひじをかなり曲げて構えている。そして、バックスイングでもインパクトでも曲げたままスイングしている。 「左ひじを伸ばすより、曲げたままスイングす…
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杉原輝雄<15> 右向きスタンス修正は左足下げオープンに構える
コースを回っていて同伴プレーヤーのスタンスを見ると、目標の右を向いている人が多い。 そのため、ミドルアイアンは右に押し出すようなショットが多くて、ロフトの大きいショートアイアンになると、逆に…
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杉原輝雄<14> トップは右ひじを浮かすように高く上げる
ロフトの大きいアイアンは左に引っかかりやすいので、あまり左手をかぶせないほうがよいとよくいわれる。 しかし、杉原輝雄はドライバーからショートアイアンまで、かなり左手をかぶせたフックグリップだ…
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杉原輝雄<13>ダフリチェックはマット右端にボールをセット
昔は土の上にマットを敷いてある練習場が多かった。そのため、ダフるとマットがかなりずれ動くのですぐ分かった。 しかし、今の練習場は大きなマットが固定してあるのでダフっても動かない。そのため、少…
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杉原輝雄<12>ダウンブローはオープンスタンスが基本
ボールが浮いていても沈んでいても、ティーアップして打つときでも、杉原輝雄はアイアンを持ったらすべてダウンブローだと言った。 ダウンブローとは、クラブヘッドがまだ下降しているうちに、ボールをヒ…
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杉原輝雄<11> グリーンを狙うFWはダウンブローに打つ
「フェアウエーウッドはサイドブローに払うような打ち方」とよく言われる。しかし、フェアウエーウッドの名手、杉原輝雄は「フェアウエーのショットはウッドもダウンブロー」と言った。 杉原は3番(スプー…
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杉原輝雄<10>ドライバーは短く持ちミート率と飛距離をアップ
杉原輝雄は、47インチの長尺ドライバーを使っていたこともある。シャフトを長くすることによって、スイングアークを大きくし、少しでも飛距離を伸ばそうとしていたわけだ。 しかし、シャフトを長くして…
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杉原輝雄<9>飛ばしはボール位置が左足土踏まずの前
ドライバーのスタンス幅は肩幅の広さが基準とされている。 両足かかとの幅と肩幅が同じ広さになるという意味だが、杉原輝雄のスタンスは肩幅より広い。 「ドライバーでバランスを崩さずにスイング…
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杉原輝雄<8>フックグリップは「手を返さない」
杉原輝雄は大変なフックグリップである。それなのに、試合で左に曲げてミスしたのを見た記憶はない。 左手を指で握ってかなりかぶせてグリップし、人さし指と親指の付け根のV字を右肩に向けている。それ…
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杉原輝雄<7>両膝の高さはダウンからフォローまで同じ
バックスイングとダウンスイングでは、体を動かす順序を逆にしなければならないところに、ゴルフスイングの難しさがあるとよくいわれる。 バックスイングするときは、上半身のひねりに下半身がついてくる…
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杉原輝雄<6> 体が十分に回れば「ヘッドアップ」しない
ミスショットすると、「ヘッドアップしている」とよく言われる。 しかし、いくら頭を残してもショットは良くならないという人は多いと思う。 どうしてヘッドアップするのか? と昔、ゴルフ雑誌…
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杉原輝雄<5>ボールから顔を背けて体を大きくひねる
トップスイングでシャフトは地面と水平になるのが理想とされている。 一般アマチュアはトップでヘッドがだいぶ垂れ下がって、オーバースイングになっている人が多い。 ツアープロの中にもオーバ…
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杉原輝雄<4>右ひじを高く…ダウンスイング始動は左腰から
ドライバーショットをするとき、杉原輝雄は顔を後方に向けて、肩と一緒に頭も回すようにしてバックスイングしているので、頭の位置は明らかに右に動いている。 しかし、右ひざの位置はまったく変わってい…
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杉原輝雄<3>理想的なトップ 右手だけでクラブを上げて確認
昔、あるゴルフ雑誌で杉原輝雄の連載を担当したことがある。 そのとき、「一般アマチュアはバックスイングをどこに上げたらいいのか迷っている人が多いんですが」と聞いたら、「トップの位置は右手だけで…
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杉原輝雄<2>バックスイングは顔を後方に向け肩を大きく回す
定時制高校に通いながら茨木カンツリー倶楽部に就職した杉原輝雄の最初の仕事は、洗濯係だった。 タオルなどを洗って乾かしている間はボールを打てるので、腕を上げ、研修生になって本格的にプロを目指し…
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杉原輝雄<1>左腕にゆとりを持たせてボールを飛ばす
「弓が折れては矢は飛ばぬ」 これはウォルター・へーゲンの名言とされている。 弓は左腕、矢はボールのこと。アドレスで左腕を真っすぐに構えていても、バックスイングするとき、体を回さずに手で…
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小針春芳<20>パットは顔を真下に向け地面と平行に構える
ショットをするときは、クラブの長さによってアドレスの上半身の前傾角度(姿勢)は違ってくる。 ドライバーが一番前傾角度が浅く、クラブが短くなればボールに近づいて、アドレスの前傾は深くなる。 …
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小針春芳<19>パットは右腕とシャフトの角度を変えずに打つ
戦前からある日本のゴルフ場は、もともとコーライ芝の1グリーンだった。 戦後しばらくしてからベント芝とコーライ芝の2グリーン制になり、今はベントの1グリーンのゴルフ場もかなり増えている。 …
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小針春芳<18>パットの方向性は左足で決める
パッティングのスタンスは左足を多少後ろに引いて(下げて)構えるとラインが見やすく、フォロースルーも出しやすいとよく言われる。 小針春芳もボール1個分ぐらい左足を引いて、スタンスは多少オープン…
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小針春芳<17> 右、左、中央…カップの入り口は3カ所ある
漫然とカップに向かって打とうとしないで、「寄せる」パットと「入れる」パットをはっきり区別して打つことが大事だとよくいわれる。 10メートル以上のロングパットを寄せるときは、直径1メートルぐら…