外資の餌食 日本の台所が危ない
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食の安全より「米国優先」 官邸の意向に抗わない官僚たち
「農水省は、種子法の重要性を相当分かっていたはずだ。審議会で有識者も議論した。どうしてこういうこと(種子法廃止)が起こったのかわからない」――。今月6日、「日本の種子を守る会」の請願に応じた自民党の竹…
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「種の交換」で共謀罪? 政府の省令は農家・自治体イジメ
農家が直面するのは、多国籍の種子企業による市場支配や固定種の農産物が作れなくなるという心配だけではない。思いもよらない刑罰に処せられる恐れがある。 新しい種を登録した農家や自治体がその種を育…
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国vs自治体の争い勃発…種子法廃止に抵抗する「条例」続々
日本の食と農業を守ってきた種子法が廃止されたことに対し、農業の盛んな地域は抵抗している。 自治体は、長い年月と費用をかけて「種」を作ってきた。ところが、種子法廃止と同時に成立した「農業競争力…
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農家「種子法復活」の声が拡大 公的支援停止は2府県のみ
種子法は、農家が安定して米などを作れるよう国が種を管理し、都道府県には種を増やしたり、原種を育てる技術を公的に支援することを義務付けてきた。今年度から種子法廃止法が施行されたことで、公的支援を打ち切…
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ブレーキ役の環境省が…ゲノム編集作物を野放しにする理由
ゲノム編集作物をめぐる規制議論も、米国の意向が優先されて日本の食の安全がおろそかにされる典型例だ。 ゲノム編集とは特定の遺伝子に狙いをつけて効率よく改変する技術。約20年前に開発され、201…
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日本では「遺伝組み換えでない」表示が今後消える可能性が
日本に遺伝子組み換えのトウモロコシや大豆などを輸出している米国で、健康意識の高まりから「“脱”遺伝子組み換え作物(GMO)」の動きが盛んになっている。元農水大臣で弁護士の山田正彦氏がこう言う。 …
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世界的に市場縮小も…遺伝子組み換え作物に毒される日本
遺伝子組み換え作物(GMO)市場が世界的に縮小し始めている中、多国籍企業が拡大先として狙っているのが日本だ。 38%という低い食料自給率の日本は、すでに大量の遺伝子組み換え作物が流通する“G…
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米「脱・遺伝子組み換え作物」が拡散 しかし日本市場は…
1990年代後半から全米で爆発的に普及した遺伝子組み換え作物だが、2010年代になって安全性に疑問が沸き上がった。果たして12年11月、カリフォルニア州で、遺伝子組み換え食品の表示義務化をめぐる住民…
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急成長の遺伝子組み換え作物 全米で“安全性”への疑問爆発
遺伝子組み換えとは、自然界では起こらない遺伝子操作を人為的に行う技術である。例えば、「ホウレンソウの遺伝子を豚に」「魚の遺伝子をトマトに」など日常的に行われている。 遺伝子組み換え作物は特定…
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大丈夫か…メーカーの要望で農薬残留基準が緩和されていた
日本は、世界の農薬規制の流れと逆行している。 問題は、政府が昨年12月25日、コッソリ公布した「食品、添加物等の規格基準の一部を改正する件」という告示だ。驚くべきはその内容で、食品に残る農薬…
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外国籍の種子企業参入 農薬まみれの米が日本にあふれる?
種子法廃止によって心配されるのが、「種」とセットで販売される農薬などの安全性の問題だ。 世界の種子市場は、米モンサントを傘下に置く独バイエル、米ダウ・デュポン、スイスのシンジェンタなど多国籍…
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「自家採種の禁止」で…地域の多様な品種が食卓から消える
知的財産権の保護は、TPPでも大きなテーマだった。米中貿易戦争でも、トランプ大統領は中国が知的財産権を侵害していると問題にしている。新しい技術やソフトの開発者の権利がないがしろにされ、コピーや海賊版…
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米韓FTAの二の舞に…「地産地消」の学校給食がなくなる日
種子を扱う多国籍企業の門戸開放要求に、政府は日本の食市場を開こうとしている。参入障壁の撤廃や自由でフェアな貿易といえばもっともらしく聞こえるが、それを「食」に当てはめるととんでもないことが起こる。 …
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日本市場が“おいしい”理由 遺伝子組み換え&農薬の受け皿
「種を支配する者は世界を制する」――。元農水大臣で弁護士の山田正彦氏は20年前の訪米の際に見た、その看板が忘れられないという。 世界の種子市場は、独バイエル、米ダウ・デュポン、スイスのシンジェ…
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農産物は価格高騰へ…民間の「種」の値段は公共品の4~10倍
今年4月に種子法が廃止されたことによって、国が種子生産に予算を割くための根拠法が消滅した。これから懸念されるのが、安価な種子がなくなることによる農産物の価格高騰だ。 種子法の「廃止法」が昨年…
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ひっそり可決…多国籍企業のカネ儲けのため「種子法」廃止
特定秘密保護法、安保法制、共謀罪、働き方改革関連法、カジノ解禁……。6年にわたる安倍政権下で強行採決された“悪法”は数知れず。そんな中、日本の食や農業を守ってきた大切な法律がひっそりと廃止された。米…