55歳から始める老後破産を防ぐ知恵
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老後破産の回避のためにリスクのストッパー役を見つけよう
以前、仕事で付き合いがあった元サラリーマンのAさんは、間もなく古希。継続雇用が終わり目下、年金生活中です。奥さんに先立たれたものの、ひとり気ままに暮らしていると年賀状が届きました。 久しぶり…
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悠々自適は幻想…50代独身は介護の備えだけで600万円必要
私のオフィスにはさまざまな世代のお客さまが家計相談にいらっしゃいます。その中で、ここ2、3年、50代1人暮らしの方の相談が増えていることを実感しています。 たしかに、生涯未婚率は上がり続け2…
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iDeCo・つみたてNISA オトクな税制優遇制度を使い倒すべし
老後破産しないためには、貯蓄に加え40代くらいから投資で着実に資産をつくることができれば“鬼に金棒”です。 そして、投資をする中で、NISA(ニーサ)や、iDeCo(イデコ)といった制度を利…
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金利は0.010% 定期預金で資産を倍にするのは7200年かかる
前回、老後資金をつくる意味で、“投資は貯蓄と並ぶ大きな柱だ”と言いました。そして、第一歩は投資信託がいいと――。 今回は、投資信託を買う上での私なりのルールについて話します。私は、常々、投資…
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40歳から65歳定年までの投資信託で元金倍増も夢ではない
今回のテーマは、投資です。本連載は、主に50代後半の読者をターゲットにしていますが、皆さんは「投資」について、どんなイメージを持っていますか? 一例を挙げれば、「十分な貯蓄がないとできない」…
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自分の「退職金」を把握して老後の資金計画をたてる
私は50代サラリーマンの家計相談に乗る際、必ずといっていいほど、ご主人の退職金について質問します。定年が近い50代後半の人には特に欠かさず聞きます。 「退職金はあるのか、ないのか」「出る場合、…
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都会暮らしでマイカー所有 分岐点は年間走行距離5000キロ
最近、カーシェアリングが注目されています。10分、15分間200円くらいの単位で車を借りることができ、自動車保険もガソリン代も“乗った分”だけお金を払うシステム。 都心では、マンションの駐車…
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持ち家派も…定年後は限りなく“住居費負担ゼロ”を目指す
マネー雑誌などで、よく「賃貸」と「持ち家」どっちが得? といったテーマを見かけます。でも、これって、ナンセンス。だって、住宅は家族環境や収入、勤務先の場所などに大きく影響されますし、本人の価値観にも…
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保険の役割は「医療・死亡・貯蓄」自分の優先順位を再確認
唐突ですが、皆さんが支払っている毎月の保険料は、“万が一”の時のための保障だけに使われているのではありません。 付加保険料といわれる部分は、保険会社が事業を営む上で必要な人件費や店舗費、宣伝…
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生命保険の見直しは子供の就職や定年退職時がいいキッカケ
生命保険は、家計において大きな固定費であり、一生で考えると不動産の次に高い買い物です。 仮に、ここに夫婦2人で毎月3万円の保険料を払い続ける30歳のAさんがいるとしましょう。Aさん夫婦は60…
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ケータイ料金節約のコツは「通話が多いか否か」で決める
今回は携帯電話代の節約法がテーマです。これまで私は、「通信費はかかりすぎ。大手3大キャリアーでなくても格安SIM(格安スマホ)で十分なサラリーマンも多い」と提案してきました。 ですが、最近は…
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ケータイ料金節約のコツは「通話が多いか否か」で決める
今回は携帯電話代の節約法がテーマです。これまで私は、「通信費はかかりすぎ。大手3大キャリアーでなくても格安SIM(格安スマホ)で十分なサラリーマンも多い」と提案してきました。 ですが、最近は…
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働く妻と専業主婦では「生涯収入」の差は1億円を超える
どのような形であれ、定年後に自分が働くことは、“老後破産対策”効果が大きいことは前回触れた。同時に考えて欲しいのが、“妻も働くこと”だ。 かつて、多くの男性は“妻は家にいてほしい”、一方、女…
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雇用延長で給与激減…定年してから焦るより50代から準備を
前回、私はこう言いました。「最低でも65歳までフルで働き、元気なら70歳まで週に2、3日は働いて稼ぐ――」と。 これは年金受給年齢を遅らせて年金額を増やすためでした。ですが、現実はそう簡単で…
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70歳まで1年でも長く働き 年金は“繰り下げ受給”した方が得
年金が分からないという相談は相変わらず、断トツです。 実際、「ねんきん定期便」が届いているのに、見ようとしない人もいます。50歳未満の人は納付実績に応じた年金額が載っており、実際の見込み額を…
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人生100年時代…国に頼れないなら自力で備えるしかない
定年以降、どうするのか。こんな質問をすると、「ウチは継続雇用で65歳まで働けるから」「年金があるし、なんとかなるさ」といった答えが返ってきます。 自分の将来を、まるで他人事のように考えている…