東京⇔盛岡 40歳からの遠距離介護
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女性や嫁が行う時代は終焉…常識に縛られない自由な介護を
誰が親の介護をするのかを間違えると、思わぬトラブルを引き起こす。 「ひと昔前までは、介護は女性がするもの、嫁が行うものという時代もありましたが、現在、主な介護者の男性の割合は4割に迫る勢いです…
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介護は情報戦 デイサービス利用で仕事が続けられる環境を
介護と仕事を両立しているサラリーマンが一番利用しているのがデイサービス(通所介護)。施設に全面的に預けなければ介護は不可能と考えるのはもう古い。 「約8割が在宅介護をしている(『正社員の家族介…
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ネット予約で新幹線代を節約して介護費の負担を軽減する
遠距離介護で大きな負担になるのは、何といっても交通費だろう。 「わが家の1カ月の介護費用は平均5万7100円です。76歳の母は認知症と末梢神経疾患のシャルコー・マリー・トゥース病で要介護2。在…
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遠距離介護“あるある” 認知症の母がなぜ町内会の班長に?
近くにいれば何でもないが、離れているが故に思わぬトラブルを招くこともある。 「盛岡のヘルパーさんから、『本日訪問時、町内会の当番札を玄関に下げてきました』と連絡がありました。岩手にいる妹にLI…
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突然母からの電話…2度目の介護離職を決めた瞬間だった
介護のために仕事を辞め、離職を選択するとどうなるのか? 「介護を理由に会社を辞める人のことを“かわいそう”という目で見る人は少なくありません。『40歳という働き盛りでの介護離職は、再就職や転職…
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責任のある仕事が任されなくなっても3つのメリットがある
介護が始まると、責任のある仕事を任せてもらえないこともある。 そんな時に落ち込まない方法とは何か。2度の介護離職を経験した工藤さんがこう言う。 「キャリアアップに邁進してきた人にとって…
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介護離職をしないために…基本は「まずは誰かに相談」する
介護離職をしないために知っておくべき法律がある。 「私は介護離職を2回経験していますが、『もし会社にこういう制度があったら、仕組みがあったら、会社を辞めずに済んだのに』と思うことがあります」 …
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遠距離介護は効率重視で 帰省中のスケジュールは分刻み
遠距離介護につきものなのが、実家と東京のスケジューリング。うまく帰省をコントロールすることで効率の良い介護が実現する。 「サラリーマン時代は、週末に盛岡に帰る生活をしていましたが、今はフリーラ…
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「ケアプラン」を作成してくれる介護保険サービスを活用
実家の親が倒れた。介護は突然スタートする。 「私が東京にいても、盛岡に住む認知症の母(76)がひとりで生活できるのは、『介護保険サービス』を利用しているから。このサービスを利用するためには、要…
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スマホで家電を管理“スマートリモコン”で母を安心サポート
高齢者が熱中症で亡くなるケースが後を絶たない。「電気代がもったいない」などと考えるがゆえに陥る事故だ。 遠距離介護で最も懸念されるのがこれだ。 「エアコンを使ってくれないようでしたら、…
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最新技術を駆使 見守りカメラで離れた母の食事風景を確認
普通の会社員だった工藤さんは、6年前の2013年3月、祖母(大正12年生まれ=13年11月死去)と母(昭和18年生まれ、アルツハイマー型認知症・ピック病)の同時介護で2度目の“介護離職”を経験した。…