山口組分裂と抗争のキーマン 高山清司という男
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司忍組長を光らせることで組織を強くする 髙山若頭の狙い
司6代目の忠臣として仕える髙山清司若頭は、「陰の立役者」という黒子を自任しているかに見える。例えて言えば、新選組の近藤勇局長を奉じた土方歳三のような同志的結合だろうか。 その同志的な絆は、髙…
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「大家族主義」を徹底 組員の子供には自転車の入学祝い
「コンピューター付きブルドーザー」と称された田中角栄を思わせる軍師、髙山清司若頭の力の源泉のひとつが、司6代目と手を携えてみずから手塩にかけて育てた最強軍団「弘道会」にあることは言うまでもない。事情通…
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膨大な読書量と抜群の記憶力…服役中も中国古典を読破した
6代目山口組の司令塔として畏怖される髙山清司若頭だが、その素顔は意外と知られていない。 それもあって、世間を賑わせた昨秋の出所以後、反対勢力からその恐怖イメージを増幅させる情報が盛んに流され…
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温情あっての統率力 除籍処分の大物・後藤組長も信奉者に
その辣腕ぶりが畏怖される、6代目山口組の髙山清司若頭。山口組の伝統である「信賞必罰」に非情なまでに徹し、「憎まれ役」を自らに課しているようにみえる。実際はどうなのか。 ■直参13人を除籍、破門…
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抗争の行方占う髙山若頭 徹底した「信賞必罰と情報統制」
3分裂して抗争を続ける山口組は7日、6府県から初の「特定抗争指定暴力団」に指定される。組織として事実上の活動休止を余儀なくされる。 そうした中、足かけ6年にわたる抗争の行方を占うキーマンとさ…