医療未来学者が語る 5大国民病のこれから
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精神疾患は技術の発達で原因遺伝子や病態の解明が劇的に進む
精神疾患とは、気分の落ち込みや幻覚・幻想など心身にさまざまな影響が表れる病気のこと。脳内の神経伝達物質の乱れなどにより起こるといわれ、うつ病や双極性障害、統合失調症などが知られている。厚労省が作成し…
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がんの診断・治療はゲノム医療と新世代コンピューターが個別化治療を実現する
がんとは正常な細胞の遺伝子が傷ついてできた異常な細胞が無秩序に増え続ける病気のこと。かつては「病の帝王」と言われ、かかると必ず死ぬと思われてきたが、いまはがんで死亡する確率は、男性で26.7%、女性…
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診断支援アプリとウエアラブル機器が脳梗塞の治療や予防を変える
脳卒中とは脳血管に障害が起こる病気の総称で、代表的なものに脳の血管が詰まる脳梗塞と、脳血管が破れる脳出血、くも膜下出血がある。このうち65%を脳梗塞が占め、その主な原因は高血圧で喫煙や飲酒などの生活…
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心筋梗塞の診断と治療はどう変わる? 再生治療で心臓は半永久的に動き続ける
心臓の機能障害は高齢化が進む日本社会で最も多い疾患のひとつ。それを引き起こす原因のひとつが「心筋梗塞」だ。死亡率の高い急性心筋梗塞は急激に血管内がプラークや血栓などで詰まり、心臓自体を栄養する太い血…
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糖尿病は生活習慣病から遺伝子病へ 診療と治療は今後どう変わるのか
遺伝子を使った診断や治療など医療技術の進化、AIやロボットの導入、医療DXによる診療の効率化など、医療を取り巻く環境は劇的に変化することが予想されている。そんななか日本人を苦しめてきた5大疾病(糖尿…