注目の人 直撃インタビュー
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元財務大臣・城島光力氏が危惧 「連合」とのギクシャクは「野党の努力が足りない」
昨秋の衆院選以降、立憲民主党、国民民主党、両党を支援してきた労働組合「連合」の関係が揺れている。連合は共産党との共闘に難色を示す一方で、自民党に接近しているようにも見える。一体、どうなっているのか。…
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作家・宇能鴻一郎さん「戦争に正義などない、信用できるのは飢えと官能です」
1970年代に官能小説で一時代を築いた老作家は、本紙で2006年に連載を終えてから、しばらく表舞台から姿を消した。かつては取材嫌いで写真も撮らせないことで有名だったが、昨夏、出版した文庫の短編集(「…
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東大史料編纂所教授・本郷和人氏が「プーチンの戦争」を軍事史研究から紐解く
「プーチンの戦争」が大きく後退している。理由として「ロシア兵士の士気の低さ」「兵站のまずさ」などさまざま挙げられるが、そもそも戦争の目的とは何か、誰がどんな気持ちで戦っているのか、終わり方はどうなのか…
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小谷哲男氏に聞く 平和憲法を掲げるこの国にとって、現実的な安全保障とは何か?
ロシアによるウクライナ侵攻を契機に「抑止力の強化」をめぐる議論が永田町で加速している。岸田首相は安倍元首相の置き土産である「敵基地攻撃能力」の保有に前のめり。右派勢力は非核三原則をないがしろにする「…
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元敏腕マル暴 櫻井裕一さん「暴力団員は表向き減っているが、どんどん地下に潜っている」
1992年3月の暴力団対策法(暴対法)施行から30年が経過した。この間、全国の暴力団構成員(準構成員含む)は30年前の9万1000人から2万4100人と3分の1以下にまで減少している。だが、「表向き…
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直木賞作家・中島京子さんが、ウクライナ避難民受け入れで日本政府に危惧すること
ロシア軍の侵攻に逃げ惑うウクライナ市民の映像を見ない日はない。欧州各国に続き、日本政府も「避難民」の受け入れに手を挙げたが、果たしてその資格があるのか。「ウィシュマさん死亡事件」によって知れ渡った出…
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楳図かずおさんが27年ぶりの新作『ZOKU-SHINGO』に込めた思い 今の漫画界を「商業主義」と苦言も
「グワシッ!!」──。おなじみの赤白ボーダー柄の服に身を包み、巨匠は現れた。27年の沈黙を破り発表した新作が話題を呼び、開催中の展覧会も大好評。優しい口調で熱っぽく話す姿はエネルギーに満ちあふれ、85…
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能町みね子さんは「大相撲新時代」到来予兆をどう見るのか? 好角家ゆえの辛口意見も
3月13日に初日を迎える大相撲大阪場所。昨年は白鵬と鶴竜の引退と入れ替わるように、7月場所後に照ノ富士が横綱昇進。快進撃が続くかと思いきや、先場所は御嶽海が賜杯を手にし、大関昇進を果たした。2018…
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谷口真由美さんが深刻危惧「“おっさんの掟”に縛られていたら日本の地盤沈下は止まらない」
“わきまえない女”が日本ラグビーフットボール協会や日本社会に斬り込んだ「おっさんの掟」(小学館新書)が売れている。今年発足した国内新リーグ「リーグワン」の準備に携わるも、変化を拒む同調圧力にはね返さ…
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第6波も敗戦濃厚…なぜ政府はコロナ対策で失敗を繰り返すのか? 山岡淳一郎氏に聞く
オミクロン株が猛威を振るう新型コロナウイルス第6波の脅威がつづく。感染力の強いオミクロン株の猛威によって感染者数はケタ違いに増え、高齢者を中心に重症者や死者も急増している。100人に3人しか入院でき…
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元中国大使・丹羽宇一郎氏に聞く 日本は対中国でどう対応するべきか
今年2022年は日中国交正常化50周年。1972年9月29日、当時の田中角栄首相が北京で周恩来首相とともに「日中共同声明」に調印してから50年の記念すべき年なのだが、お祝いムードはなく、日中関係はい…
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基地問題に詳しい沖縄国際大大学院・前泊博盛教授「『領域主権論』で日米地位協定は改定できる」
新型コロナウイルス第6波は、戦後77年を迎えるこの国のありようをまざまざと見せつけた。在日米軍基地の7割が集中する沖縄県で感染拡大が先行。日米地位協定によって「国内法不適用」の特権を持つ米軍が日本の…
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岡田晴恵さんに聞く「政府の新型コロナ対策はどこから間違えたのか」
新型コロナウイルスが国内に流入してから2年あまり。足元では感染力の強いオミクロン株が猛威を振るい、再び医療逼迫を招いている。この間、テレビなどで警鐘を鳴らし続ける「コロナの女王」の新著「秘闘 私の『…
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米国の対中政策に過激なツイッターを連発し注目! 駐大阪中国総領事・薛剣氏を直撃
戦狼か? パンダか? 日本の中国報道、アメリカの対中政策に過激なツイッターを連発し、その一方で民間交流を積極的に展開する駐大阪中国総領事に注目が集まっている。“戦狼”に駆り立てたものは何なのか? 来…
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ハチミツ二郎さんが告白 コロナ感染から1年以上経った今も「手のしびれ、倦怠感が…」
新型コロナウイルスが他の感染症と異なる点は、コロナ自体の症状が軽症または無症状であっても、後遺症のさまざまな症状に苦しむ人が結構な割合でいることだ。「ロングコビット」と言われ、免疫の仕組みが機能不全…
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沖縄アクターズスクール校長・マキノ正幸が語る半生 そして安室奈美恵との衝撃の出会い
今年5月、沖縄が本土復帰して50年を迎える。春からは沖縄出身の女優・黒島結菜が主演で沖縄を舞台にしたNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」もスタート。これまで沖縄文化はさまざまな形で発信されてきたが、…
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海洋冒険家・堀江謙一氏が語る「どれだけ高いハードルを越えられるかが自分の原点」
60年前、23歳の青年は夢に見たアメリカ大陸を目指し、兵庫県西宮港から出航。パスポートを持たない“密出国”だった。小型ヨット「マーメイド号」は大海原で何度も嵐に見舞われながら94日目、ついにサンフラ…
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立憲民主党・泉健太氏「批判がいけないとは思っていない 大事なのは提案と追及のバランス」
「47歳の新しい船長が誕生いたしました」ーー。10月の衆院選で敗北した責任を取って辞任した枝野前代表からバトンを受け継ぎ、党の再出発をアピールした立憲民主党の若き新代表。さっそく、執行役員の半数を女性…
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小沢一郎「隠居には早いよ」という天の声だろうと気持ちを持ち直した
衆院選で議席を減らし敗北した立憲民主党は、泉健太新代表に交代したものの世論調査の政党支持率は低迷したまま、党勢挽回に至っていない。「共産党との野党共闘が失敗だった」という大メディアのネガティブキャン…
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辻田真佐憲氏が説くSNS時代「超空気支配社会」の現状 コロナ禍で影響倍化
「あらゆる議論は最後には『空気』できめられる」──。評論家の山本七平氏がそう記してから、間もなく45年。コロナ自粛や菅政権の突然の退陣と直後の衆院選での自民党勝利など、今年も日本社会特有の「空気」を実…