ポール逮捕した“伝説の麻取”が指摘する「清原問題」

公開日: 更新日:

 小林さんはそうした中毒者をゴマンと見てきた。

 もちろん、薬物中毒者を逮捕するには、薬物を所持している事実を明らかにするのが一番。しかし、そう簡単なことではなく、結果、薬物の使用歴を調べる。

■丸坊主はムダ

「ご存じのように、まず小便でわかります。コカインは2、3日で消えますが、覚醒剤を使用していれば1週間から10日は出ます。だからといって、オレは直近で使用したのは1カ月前だから大丈夫だ、と喜ぶのは浅はかです。髪の毛は1カ月1センチ伸びる。髪の毛30本を根元から切って1センチずつ切り刻めば、いつ頃から薬物を使用し始めたのかも鑑定でわかるんです」

 覚醒剤所持で逮捕した暴力団員が警察の留置場に入っているうちに、丸坊主になってしまうことがママあったそうだ。

「愚かな行為です。だって、毛が生えてるのは頭だけじゃない。覚醒剤を使っていればわき毛や陰毛からでもわかり、そこから得た鑑定結果は裁判でも証拠価値が認められています」

 去年、覚醒剤使用疑惑を報じられたASKAは「安息香酸ナトリウムカフェイン」、通称「アンナカ」を使用していたと文春のインタビューで認めた。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

  3. 3
    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

  4. 4
    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

  5. 5
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  1. 6
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7
    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

  3. 8
    ドジャース山本由伸に降りかかる不正投球を疑う目 マウンドでの危険な振る舞いは命取りにも

    ドジャース山本由伸に降りかかる不正投球を疑う目 マウンドでの危険な振る舞いは命取りにも

  4. 9
    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  5. 10
    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと