「ソロモンの偽証」主演 藤野涼子が語った“撮影中の涙”のワケ

公開日: 更新日:

「ソロモンの偽証」で女優デビューを果たした藤野涼子(15)。11日に後編が公開される今作で藤野は、プロアマ問わずに募集されたオーディションで1万人の中から主演に抜擢。メガホンをとった成島出監督は、本紙のインタビューで「涼子は撮影中に何リットルも悔し涙を流していた」と明かしたが、その涙のわけとは――。

 現場では毎日のように泣いていました。監督が求めることは分かるんですけど、それを自分がどう表現するのかがイマイチ分かっていなくて。演技経験がないので、表現するという段階まで踏み出せず、悔しくて泣いてしまうこともありました。監督の言葉は絶対なので、言い返したりはしません。現場にいるときの監督は学校の先生みたいで、気さくにしゃべるという感じもなかった。演技で褒められることはありませんでした。

 1次オーディションの「歌を口ずさみながら自殺を思いとどまる子」という即興芝居が精神的に来るもので……。やった後には審査員だった助監督とプロデューサーに「おまえはまだ殻を破れていない」と言われました。過去に受けた2回のオーディションでは言われなかった言葉だったので、衝撃で。傷つくというか、本当に適切すぎて何も言えなかった。今までは落ちても「何で受からなかったのかな」という感じで終わっていたんですけど、「だったらこっちもやってやる!」という気持ちになって、演技の道を歩んでいきたいと思うようになりました。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  2. 2

    【独占告白】火野正平さんと不倫同棲6年 元祖バラドル小鹿みきさんが振り返る「11股伝説と女ったらしの極意」

  3. 3

    立花孝志氏の行為「調査要求」オンライン署名3万6000件に…同氏の次なるターゲットは立憲民主党に

  4. 4

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  5. 5

    眞子さん渡米から4年目で小室圭さんと“電撃里帰り”濃厚? 弟・悠仁さまの成年式出席で懸念されること

  1. 6

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  2. 7

    オリ1位・麦谷祐介 暴力被害で高校転校も家族が支えた艱難辛苦 《もう無理》とSOSが来て…

  3. 8

    斎藤元彦知事に公選法違反「買収」疑惑急浮上しSNS大炎上!選挙広報のコンサル会社に「報酬」か

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議