最終回に多くの“伏線” 「下町ロケット」に続編はあるのか
ドラマ「下町ロケット」(TBS系)最終回の視聴率が今年の民放連ドラ1位(22.3%、ビデオリサーチ調べ=関東地区)だったとしてスポーツ紙が騒いでいたが、テレビ関係者の関心は、もう「その次に」に飛んでいる。ズバリ、「『下町ロケット』に続編はあるか」だ。コラムニストの桧山珠美氏は「絶対あるはずだし、あるなら、ぜひ見てみたい」というひとり。続けてこういう。
「最終回の中に続編への伏線がたくさん隠されてましたよね。土屋太鳳演じる主人公の娘がいつの間にか帝国重工に入社していたり、吉川晃司演じる財前部長が、ロケットの打ち上げ成功を見届けるや、スーツケース2つを持ってどこかに出かけたり、初めての悪役だった小泉孝太郎が最後の最後に出てきて“次こそこのバルブで私が勝つ!”と宣言してみたり……。地盤沈下が囁かれるドラマ界を盛り上げる意味でも、続編に期待します」
原作がドラマ進行とほぼ同時で、「ストックがない」と指摘する声もあるが、この点は大丈夫らしい。ドラマの後半部分(6~10話)、原稿用紙にして約600枚は、原作者の池井戸潤氏が急きょTBSに頼まれ、20日で書き上げたらしいし、何より池井戸氏自身が、TBSの公式HPで「次につながるようになればいいと思っています」と意欲満々だからだ。