吉田里琴は芸能界引退 “元天才子役”が直面する成長期の壁
3歳から子役として芸能活動を続け、かつては“天才子役”ともてはやされた女優の吉田里琴(16)が1日、自身のブログで芸能界から引退することを報告した。
現在、16歳の吉田だが、高校受験のころから学業と仕事のバランスがとれなくなったことを悩んでいたそうで、「私は今まで時間を使い分けて学業と仕事を両立してきましたが、これからは学業に専念するため」と説明している。
「将来的に、女優一本でやっていく覚悟ができているならば、学業のことで悩むことはない。しかし、今後、芸能界で売れなくなった時のリスクを考えると、どうしても不安になり学業との両立を考えてしまう。そこが、子役から活動している芸能人のひとつの“壁”となってしまう」(芸能プロ関係者)
吉田のように、幼少期から芸能活動を始める場合、大半は児童劇団に入り、そこで“実績”を残せば小学生になって大手芸能プロから声がかかるという流れ。一方、小学校高学年になれば、直接、大手事務所からスカウトされ芸能界入りすることも可能だ。
「子役から成功している濱田岳、柳楽優弥、神木隆之介らはもともと大手芸能プロの所属。売れなくなった場合の不安を抱えることがなく芸能活動に専念できる。しかし、女の子の場合は第2次性徴期を迎えることでルックスや体形が変化するため、そのまま売れ続けるかどうかは難しい。実際はジュニアモデル時代や子役期がピークというケースがほとんど。逆に男は伊藤淳史のように売れない時期をバイトしてでも乗り切れる根性があれば、息の長い役者になれる」(前出の芸能プロ関係者)
現役最強の“天才子役”といえば芦田愛菜。現在は児童劇団に所属し、4月からは主演ドラマ「OUR HOUSE」(フジテレビ系)がスタート。4月からは小学6年生になるが、どう“壁”を乗り越えるのか――。