市川海老蔵が解禁前情報をペラペラと…松竹激怒で危ぶまれる團十郎襲名披露

公開日: 更新日:

 歌舞伎座で11、12月に「13代目市川団十郎白猿襲名披露」を控えている歌舞伎俳優・市川海老蔵(44)と、興行を担う「松竹」との“深い溝”が露呈した。

 6月23日に行われた歌舞伎座「七月大歌舞伎」の取材会でのこと。当日、翌日のメディアの多くは、会見後に行われた囲み会見に登場した長女で日本舞踊市川流の4代目市川ぼたんちゃん(10)、8代目市川新之助の襲名を控えた長男の堀越勸玄くん(9)と親子3人の会話をほほ笑ましく報じたが、その裏では、松竹が冷や汗をかく一幕があった。

「この日は、囲み取材の前に海老蔵さんが報道陣の間で7月の歌舞伎座公演について質疑応答する場面がありました。『(襲名前に)見られるのはいつまでですか?』と聞かれた海老蔵さんは、『9月も歌舞伎座でやりますし』と答え、勸玄くんの襲名披露の演目についても『(2年半前に予定していた)外郎売はやりません』などと説明しました。ところが、会見が終わると、松竹から『これら9月以降の歌舞伎座の公演内容については、全て使用NGにしてください』という要請があったのです。つまり、海老蔵さんは解禁前の情報を勝手にペラペラとしゃべってしまったわけですが、そうなると会見の様子はほとんど使えません。映像としては親子3ショットで十分ですが、松竹からしてみれば、メディア各社に慌てて電話を入れたり、メールを送ったりと情報を止めるのに大変ですし、会見の細かい様子が使われないと七月大歌舞伎の宣伝効果としてはいまひとつ。踏んだり蹴ったりでしょう。このチグハグな感じが、海老蔵さんと松竹の本当の関係なのかと納得してしまいました」(民放関係者)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    「悠仁さまに一人暮らしはさせられない」京大進学が消滅しかけた裏に皇宮警察のスキャンダル

    「悠仁さまに一人暮らしはさせられない」京大進学が消滅しかけた裏に皇宮警察のスキャンダル

  2. 2
    香川照之「團子が後継者」を阻む猿之助“復帰計画” 主導権争いに故・藤間紫さん長男が登場のワケ

    香川照之「團子が後継者」を阻む猿之助“復帰計画” 主導権争いに故・藤間紫さん長男が登場のワケ

  3. 3
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 4
    巨人・菅野智之の忸怩たる思いは晴れぬまま…復活した先にある「2年後の野望」 

    巨人・菅野智之の忸怩たる思いは晴れぬまま…復活した先にある「2年後の野望」 

  5. 5
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  1. 6
    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

  2. 7
    「つばさの党」ガサ入れでフル装備出動も…弱々しく見えた機動隊員の実情

    「つばさの党」ガサ入れでフル装備出動も…弱々しく見えた機動隊員の実情

  3. 8
    女優・吉沢京子「初体験は中村勘三郎さん」…週刊現代で告白

    女優・吉沢京子「初体験は中村勘三郎さん」…週刊現代で告白

  4. 9
    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

  5. 10
    悠仁さまが10年以上かけた秀作「トンボの論文」で東大入試に挑むのがナゼ不公平と言われるのか?

    悠仁さまが10年以上かけた秀作「トンボの論文」で東大入試に挑むのがナゼ不公平と言われるのか?