ラサール石井
著者のコラム一覧
ラサール石井タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

国民の反対が半数を超えても安倍元総理の「国葬」を強行するのか

公開日: 更新日:

 安倍元総理の国葬に対して賛否を問うアンケートで反対意見が50%を超えた。少なくとも国民全員が両手を挙げて賛成しているわけではないということがはっきりとした状況で、それでも政府は国葬を強行するのか。

「安倍氏が嫌いだから反対するのだろう」というくだらない言説は聞くに値しない。こちとらそんな狭い了見で話していない。死者が弔われるのは当たり前だ。ただの葬儀なら何も反対する理由はない。それが「国葬」という、実は法的になんの規定もない、それでいて行われれば国を挙げての大行事になり、国葬された個人は日本を代表する大偉人、歴史に名を残す大政治家という称号が与えられるであろうことが問題なのだ。何よりもそのことで功罪の功ばかりが強調され、罪の方の検証がおざなりになるか、あるいは終わってしまう可能性があるのはさらに問題だ。

 連日、旧統一教会と政治の関係で新事実が報道される中、衝撃的なニュースがあった。北海道テレビが放送した伊達前参議院議長の生々しいインタビュー。2016年の参院選で比例区の宮島候補に統一教会票を回して欲しいと安倍氏に伊達氏が依頼し、「わかりました。ちょっと頼んでアレしましょう」と答え、結果当選。今回の参院選でまた頼んだら、「悪いけど、井上をアレする」と断られ、結果宮島氏は辞退。井上氏は当選した。これはつまり安倍氏が統一教会票を取りまとめていたという驚愕の証言だ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    「悠仁さまに一人暮らしはさせられない」京大進学が消滅しかけた裏に皇宮警察のスキャンダル

    「悠仁さまに一人暮らしはさせられない」京大進学が消滅しかけた裏に皇宮警察のスキャンダル

  2. 2
    香川照之「團子が後継者」を阻む猿之助“復帰計画” 主導権争いに故・藤間紫さん長男が登場のワケ

    香川照之「團子が後継者」を阻む猿之助“復帰計画” 主導権争いに故・藤間紫さん長男が登場のワケ

  3. 3
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 4
    巨人・菅野智之の忸怩たる思いは晴れぬまま…復活した先にある「2年後の野望」 

    巨人・菅野智之の忸怩たる思いは晴れぬまま…復活した先にある「2年後の野望」 

  5. 5
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  1. 6
    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

  2. 7
    「つばさの党」ガサ入れでフル装備出動も…弱々しく見えた機動隊員の実情

    「つばさの党」ガサ入れでフル装備出動も…弱々しく見えた機動隊員の実情

  3. 8
    女優・吉沢京子「初体験は中村勘三郎さん」…週刊現代で告白

    女優・吉沢京子「初体験は中村勘三郎さん」…週刊現代で告白

  4. 9
    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

  5. 10
    悠仁さまが10年以上かけた秀作「トンボの論文」で東大入試に挑むのがナゼ不公平と言われるのか?

    悠仁さまが10年以上かけた秀作「トンボの論文」で東大入試に挑むのがナゼ不公平と言われるのか?