BUCK-TICK櫻井敦司さん脳幹出血で死去 前身バンドでのドラムからボーカリスト転向秘話

公開日: 更新日:

 ビジュアル系バンドの祖として知られ、80年代後半のブームの一翼を担った「BUCK-TICK」のボーカリスト、櫻井敦司さん急死のニュースにファンや関係者が絶句している。ファンクラブ向けライブのステージで倒れ、救急搬送されたまま、脳幹出血で帰らぬ人となってしまったというのである。57歳だった。

「櫻井さんがファンであると公言しリスペクトしていたボーカリストの先輩ISSAY(イッセイ)さんが今夏、急死したんです。事故だったのですが、突然の訃報にファンや関係者、そして櫻井さんも悲嘆に暮れていた。その直後、今度は彼が続くなんて信じられず言葉を失っています。酒は飲むがたばこは吸わず、体調不良という話もなかったのに」と、日本のバンドシーンに詳しい音楽プロデューサーは言う。

 最期となってしまったステージでは、1曲目を歌い終えたところでふらつき、転倒。それでも3曲目まで歌ったが、スタッフを呼んで肩を借りて舞台袖に消えたそうだ。

「少女漫画から抜け出してきたようなルックス、耽美的な世界観で人気を得て、BOØWYなどと同じ群馬出身であることから『群馬3B』と呼ばれた。こうしたバンドは、売れると分裂や解散となるケースが多いのですが、彼らはデビュー35年を過ぎた今年までメンバー変更なく、活動していました」(前出の音楽プロデューサー)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    「悠仁さまに一人暮らしはさせられない」京大進学が消滅しかけた裏に皇宮警察のスキャンダル

    「悠仁さまに一人暮らしはさせられない」京大進学が消滅しかけた裏に皇宮警察のスキャンダル

  2. 2
    香川照之「團子が後継者」を阻む猿之助“復帰計画” 主導権争いに故・藤間紫さん長男が登場のワケ

    香川照之「團子が後継者」を阻む猿之助“復帰計画” 主導権争いに故・藤間紫さん長男が登場のワケ

  3. 3
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 4
    巨人・菅野智之の忸怩たる思いは晴れぬまま…復活した先にある「2年後の野望」 

    巨人・菅野智之の忸怩たる思いは晴れぬまま…復活した先にある「2年後の野望」 

  5. 5
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  1. 6
    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

  2. 7
    「つばさの党」ガサ入れでフル装備出動も…弱々しく見えた機動隊員の実情

    「つばさの党」ガサ入れでフル装備出動も…弱々しく見えた機動隊員の実情

  3. 8
    女優・吉沢京子「初体験は中村勘三郎さん」…週刊現代で告白

    女優・吉沢京子「初体験は中村勘三郎さん」…週刊現代で告白

  4. 9
    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

  5. 10
    悠仁さまが10年以上かけた秀作「トンボの論文」で東大入試に挑むのがナゼ不公平と言われるのか?

    悠仁さまが10年以上かけた秀作「トンボの論文」で東大入試に挑むのがナゼ不公平と言われるのか?