志村けんさん他界から4年…“ドリフの影響力”はジャンル問わずクリエーターに浸透し続ける

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 思わぬ場面で志村さんやドリフを思い浮かべることもあった。例えば、昨年10月に再放送された「細野晴臣イエローマジックショー」(NHK総合/初回放送は01年)の中で「東京ラッシュ」のPVが流れたときのことだ。

「東京ラッシュ」は、1998年に細野晴臣プロデュースのもと歌手・森高千里がリリースしたアルバム「今年の夏はモア・ベター」の中の1曲。細野のカバー曲でもある。そのPVの中で、森高や細野が楽曲に合わせて志村さんのアイーンポーズを繰り返している。

 お笑い好きの細野が面白がって当時のトレンドを取り入れたのだろう。久々にナインティナイン岡村隆史KinKi Kids堂本剛がアイーンポーズをやっていた時代の空気を思い出した。

 昨年の同時期、「X年後の関係者たち~あのムーブメントの舞台裏~」(BS-TBS)に、このたび、映画「ゴジラ-1.0」で米アカデミー賞の視覚効果賞を受賞した映画監督・山崎貴が出演した折にも、ドリフに通じるエピソードを語っていたのが印象深い。山崎は「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズのノスタルジックな下町の風景をVFXで再現するにあたり、本来は新築であるはずの建物を「めちゃくちゃ汚してもらった」という。

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