「プラス」のはさみは宇宙がヒント? 根元から刃先までしっかり切れるワケ

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 8月3日は「文具はさみの日」。語呂合わせなどから文具・事務用品メーカーのプラスが制定した。

 どの家庭でもひとつは持っていそうな同社のはさみ「フィットカットカーブ」は、2012年の発売以来、シリーズ累計4200万本以上の大ヒット。このはさみのスゴイところは根元から刃先までしっかり切れること。普通のはさみはガムテープを切る際に「ペタッ」とくっついてしまうが、それもない。というのも、刃先をわざとカーブさせているのだ。

「このはさみの特徴は、ベルヌーイカーブ刃を使用していること。通常のストレート刃のはさみで物を切ろうとしたとき、刃の場所によってうまく切れないといったことが起きやすいのですが、刃先をベルヌーイ螺旋(対数螺旋)にすることで刃先から根元まで切断に最適な刃の開き具合をキープできるのです」(プラス広報担当者)

 難しいことはよくわからないが、ベルヌーイ螺旋はアンモナイトの渦巻きや台風、宇宙の銀河のように自然界によくあり、中心から引いた線と螺旋の接線が成す角度が常に一定になる。

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