JR山手線内で切りつけ4人負傷 秋葉原駅現行逮捕の20代女と被害者は面識なしか

3日、JR秋葉原駅の山手線ホームで、刃物で切り付けられたとみられる人を搬送する消防隊員ら（右）／（Ｃ）共同通信社

　JR山手線外回りの電車内で起きた切りつけ事件で、殺人未遂の疑いで現行犯逮捕された女と被害に遭った乗客はいずれも面識がなかったことが分かった。

　3日午後10時55分ごろ、「包丁を振り回している女性がいる」と110番があり、警視庁万世橋署員がJR秋葉原駅に駆け付けたところ、20代とみられる女が刃物のようなものを持っており、現行犯逮捕。

　30～60代の男性乗客4人が腹や背中を切りつけられるなどしており、3人が病院に搬送されたが、いずれも意識はあった。

　電車は御徒町駅から秋葉原駅方面に向かっていた。署員が駆け付けた際、駅員らが女の身柄を取り押さえていた。同署によると、女は容疑を認めているといい、身元確認を急ぐとともに、詳しい状況を調べている。