中日・小笠原道大が振り返る「天国と地獄」の巨人時代

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 巨人からFA宣言し、自身3球団目となる中日に移籍。07年から4年連続で打率3割、30本塁打を達成した巨人ではしかし、11年からの3年間はドン底を経験した。昨季はわずか22試合出場で、打率.250、1本塁打、8打点に終わった。

 連日、特打で神経を研ぎ澄まして振り込む。21日のシート打撃では岩瀬から本塁打を放ち、23日のオープン戦でも安打を放った。かつての姿を取り戻すべく汗をかく小笠原に、巨人時代のことを中心に話を聞いた。

■打てない、使われないで辛酸をなめたが

――巨人からFA宣言し、中日に移籍した最大の理由は何だったのですか?

「入団会見で言ったことが全てですね。もう一度自分を見つめ直す上で、慣れた環境でやるか、厳しい道にあえて行くかを考えて。選手としてプレーするのはもちろん大事だけど、環境を変えて、視野を広げられたらと。野球もそうだし、もっと多くの人たちと接したり。まあ、もうあの時のことはうろ覚えになってますけどね(笑い)」

――巨人の最初の4年間は大活躍で「巨人の救世主」といわれた。それに比べると、ここ3年間は最悪だったのではないですか?

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