「トップ下・本田」機能せず…ザック日本に“荒療治”急務の声

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 柿谷は今季Jリーグ開幕から10戦連続ノーゴール。長期間にわたり精彩を欠いていた。この日の先発起用は、ザッケローニ監督が「奮起」を促す意味ではなかったのか。「サプライズ選出」は大久保ではなく、柿谷だった……。

■グループリーグで赤っ恥の可能性

 試合後、ザッケローニ監督は「鹿児島合宿で厳しいフィジカルトレーニングを課したので、運動量やキレなどを求めることは出来なかった」と“言い訳”した。しかし、前出の平野氏が「コンディションうんぬんの問題ではない」とさらに続ける。

「ザッケローニ監督はW杯で《攻撃的に戦う》ことを表明しているが、キプロス戦での《決定力の低さ》でどの国から何点取るというのか? この日の日本では守備に難点のあるコートジボワールから1点取れても、ギリシャとコロンビア相手にはゴールは奪えないでしょう。もっとも、コートジボワールからゴールを決めたとしても、強力攻撃陣を擁するコートジボワールに“3倍返し”を食らって完敗――という光景が目に浮かびます」

 ブラジルW杯開幕まで15日。ザック・ジャパンの前途は真っ暗である。

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