巨人・高橋由兼任コーチが「ベスト体重」キープに秘めたもの

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 4日、巨人高橋由伸兼任打撃コーチ(39)が、「コーチ」業をスタートさせた。

 最初に選手としてフリー打撃を終えると、ストップウオッチを握ってケージ裏へ。中日から移籍した堂上らに声をかけると、途中からこの日で2日間の巨人キャンプ視察を終えた松井秀喜(40)が合流。

 将来の巨人監督の有力候補2人が、談笑しながら打撃練習を見守った。高橋由のコーチ姿について松井は、「ケージの裏でストップウオッチを押している姿はサマになっていた」とニヤリ。

 高橋由はこう言った。

「コーチ初仕事? やっているよ。もっと前から。サマになっているかは、よく分からないけど」

 前日の3日目まで表立ったコーチ業は行っていなかったが、原監督によれば「(高橋由は)夜、宿舎でビデオを見たりする時に選手と話をしている。今日初めてではないと思うよ」とのこと。

 いずれにしろこのキャンプで本格的な指導者修業に入るわけだが、それは同時に引退へのカウントダウンでもある。元日本ハムの稲葉は、打撃コーチ兼任となった13年は91試合出場にとどまり、14年限りで引退。同じく13年に兼任コーチになった元ヤクルトの宮本も、同年限りでユニホームを脱いだ。選手兼任といいながら、結局はコーチ業に軸足が移り、引退を意識させられるもの。球団首脳が幹部候補生と認める高橋由には、一日も早くコーチ、監督としてチームを率いてもらいたいというのが、巨人の本音でもあるだろう。

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