ジョーンズでも足りず…巨人貧打解消へ日ハム陽岱鋼狙い
貧打解消の切り札になるかもしれない。
高橋由伸新監督の下、再出発を図る巨人。課題は何といっても、極端にアンバランスだった「投高打低」の解消だ。チーム防御率2.78はリーグトップだが、同打率・243はワースト。規定打席到達選手の中では、打率.269の坂本がチームトップという体たらく。本塁打も阿部、長野の15本が最高だった。
中でも物足りなかったのが外野手の働きだろう。長野を除けば一年通して定着した者はおらず、今季外野でスタメン出場した選手は実に14人に及んだ。
9日、スポーツ報知は、巨人がヤンキースからFAになったギャレット・ジョーンズ外野手(34=左投げ左打ち)をリストアップしていると書いた。ジョーンズは2日付の日刊ゲンダイが「巨人 年俸5億円で狙う大砲5人の名前」のタイトルで報じたメジャー通算122発の大物。ポジションは外野か一塁だ。
とはいえ、仮にジョーンズを1人獲得したところで、打線のパンチ力不足が解消される保証はどこにもない。おまけにジョーンズは弱肩で、守備範囲の広さにも疑問符が付く。一発があって、なおかつ守れる外野手が加わるのに越したことはない。