澤が強メンタルと太鼓判も なでしこ大儀見に「10番」の重圧
豪州戦の前日28日、澤は都内のホテルに姿を現した。実母・満壽子さんの初エッセー『チャンスの波に乗りなさい』(徳間書店)の刊行記念会見に出席。「ギミはメンタルが強い。10番を重く感じないで普段通りのプレーで必ず点を取り、リオ五輪に導いてほしい」とコメントした。
「佐々木監督も澤も誤解している部分がある」とはマスコミ関係者。
「ノーゴールに終わった試合の後のメディア対応でも、ポーカーフェースを崩さない大儀見は、実はメンタルが強いのではなく、メンタルが強いように“見せるのがうまい選手”にすぎない。確かに欧州リーグの最前線でもまれ、シュートを外した後でも気持ちをすぐに切り替え、ゴールに突進していくだけのメンタルは持ち合わせている。しかし澤の背番号10を継承するいうプレッシャーにツブされないか、フタを開けてみないとわからない」
大儀見は28日の練習後に「力を発揮すれば(豪州は)勝てる相手」とコメントし、背番号10については「形にとらわれない。ありのまま。誰が見ても納得できるようなプレーをしたい」と表情を変えないで話した。しかし、その胸中は……大儀見にしかわからない。