ヤクルト戦で4安打 阪神・高山が今後背負う球界の“因縁”
高山のクジを外したヤクルトは、左打ちの外野手の獲得に乗り出し、オリックスを自由契約になった坂口を取った。坂口も開幕からスタメン起用され、貴重な戦力になっている。パ球団の編成担当が語る。
「阪神も高山を外していたら外野手の補強に動いただろう。ターゲットになるはずだったのが中日の藤井。国内FA権を取得した藤井は昨年10月末、球団からの慰留がなく、FA権の行使をにおわせた。ヤクルトはFA補強を凍結していましたから、獲得するとしたら阪神でした。でも、阪神は高山が取れたので、結局手を挙げなかった」
藤井は11月上旬になって、最終的にFA権を行使せず、中日残留を表明した。
プロ入り前から多くの選手の運命を左右した高山は、これからも“因縁”を背負いながらプレーを続ける。