完投勝利の能見も球威増す 虎投手陣“筋トレ効果”はっきり

公開日: 更新日:

■筋肉が第2のエンジン

 岩貞は今季、1勝1敗、防御率0.95。奪三振率は12球団ナンバーワンの「12.07」(28回3分の1で38奪三振)。この左腕2人だけでなく、榎田、歳内ら中堅、若手投手も真っすぐの威力が増している。金本監督が推進するウエートトレ導入が投手陣にもプラスに出ているのだ。

 金本監督は就任直後のミーティングで投手に対し、「どんどんウエートをやれ」と伝えた。キャンプでは「特ウエート」として下半身を鍛えさせた。過去のインタビューでは、「トレーニングが体の柔軟性を損なうことはない」「筋肉という第2のエンジンで体が動く感覚を知ってほしかった」と語っている。「土台」を強化することにより、球に力が伝わりやすくなり、球威、キレが増しているのだろう。

 今季、多くのセ球団が先発不足に悩んでいる中、阪神は能見、岩貞に加え、藤浪、メッセンジャーと先発陣が比較的安定して勝っている。ひとまず投手の「マッチョ化」は奏功しているようだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動