東洋大・酒井監督 青学に宣戦布告「箱根にプライドある」

公開日: 更新日:

 箱根駅伝まであと3週間を切った12日、東洋大学陸上競技部が壮行会を開催。長距離部門の酒井俊幸監督(40)が壇上で繰り返し口にしたのは、「青学さん」という言葉だった。言わずもがな、15、16年に完全優勝という形で連覇を果たした青山学院大のことである。

「(昨年の)2位では満足しない。打倒、青学大を宣言しなければならない」と話すと、「青学さんは経験者が強い。先手、先手でいかないと。青学さんは6、7区で勝負をかけてくると思う」と徹底した「青学マーク」を隠そうとしなかった。

 青学は数年前まで駅伝強豪校といわれるには程遠かった。09年、33年ぶりの出場を果たすも、そのときの優勝は東洋大。翌年も東洋大が連覇し、12、14年は完全優勝。5区で4年連続の区間賞に加え区間記録を3度更新した元祖「山の神」柏原竜二(27)の存在もあり、常勝校のイメージは東洋大の方が強かった。しかし、青学は15年の初優勝以降、原晋監督(49)の練習方法や人心掌握術がクローズアップされ、箱根の“顔”を名実共に奪われた。

■「コピペではなくオリジナルで勝つ」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    元横綱・白鵬に「伊勢ケ浜部屋移籍案」急浮上で心配な横綱・照ノ富士との壮絶因縁

    元横綱・白鵬に「伊勢ケ浜部屋移籍案」急浮上で心配な横綱・照ノ富士との壮絶因縁

  2. 2
    スッカラカンになって帰国のはずが…ラスベガスのカジノで勝った

    スッカラカンになって帰国のはずが…ラスベガスのカジノで勝った会員限定記事

  3. 3
    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

  4. 4
    なぜ15大会のスポンサー企業は日本女子プロゴルフ協会に“抗議文”を送ったのか

    なぜ15大会のスポンサー企業は日本女子プロゴルフ協会に“抗議文”を送ったのか

  5. 5
    1場所4人じゃ終わらない…元横綱白鵬の旧宮城野部屋勢“廃業ラッシュ”はこれからだ

    1場所4人じゃ終わらない…元横綱白鵬の旧宮城野部屋勢“廃業ラッシュ”はこれからだ

  1. 6
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7
    石原裕次郎(13)慶応病院に入院…同乗したエレベーターを降りる際に掛けられた言葉

    石原裕次郎(13)慶応病院に入院…同乗したエレベーターを降りる際に掛けられた言葉会員限定記事

  3. 8
    ミス・インターナショナル 特派員協会で「涙の訴え」のワケ

    ミス・インターナショナル 特派員協会で「涙の訴え」のワケ

  4. 9
    (26)第3作「男はつらいよ フーテンの寅」では寅さんを地面に叩きつけた

    (26)第3作「男はつらいよ フーテンの寅」では寅さんを地面に叩きつけた会員限定記事

  5. 10
    元衆院議員・若狭勝氏は女帝と断絶して7年「今は本当に幸せ」

    元衆院議員・若狭勝氏は女帝と断絶して7年「今は本当に幸せ」