元川悦子
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元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

長谷部が大絶賛 フランクフルトMF鎌田大地の未来予想図

公開日: 更新日:

鎌田大地(フランクフルトMF・23歳)

 昨季の欧州リーグ(EL)で4強入りを果たしたフランクフルト(ドイツ)だが、今季ELはグループリーグ初戦でアーセナル(英プレミア)に0-3の大敗。いきなり暗雲立ち込める状況を強いられた。それでもギマラエス(ポルトガル)との2戦目は勝利し、迎えた24日のスタンダール・リエージュ(ベルギー)とのホーム決戦。2位以内でグループを突破するためには、勝ち点3で並ぶ相手を絶対に倒さなければならない。その大一番で異彩を放ったのが、23歳の日本人アタッカーの鎌田大地だった。

  ◇ ◇ ◇

 最初の見せ場は前半29分だった。ペナルティーエリア外側左のフリーキックを任され、精度の高いキックをひと蹴り。ファーサイドからDFアブラハムが飛び込んで頭を合わせ、見事な先制点をお膳立てしてみせた。

 後半は2列目から最前線に上がってFWパシエンシアと2トップを形成。これで攻撃が活性化され、フランクフルトは何度も一気呵成に攻め込む。

そして後半27分、再び鎌田の右CKからDFヒンテレッガーの強烈ヘッドがさく裂。「セットプレーの練習もしてなくて『大体ここに蹴る』という感覚でやっていました」と言いながらも、彼は1試合2アシストという離れ業をやってのけたのだ。

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