巨人菅野が東京五輪で楽天マー君との“共闘”を熱望する意味

公開日: 更新日:

 2018年以来となる3試合連続完投勝利はならなかった。

 巨人菅野智之(31)が4月30日の中日戦に先発。二回にビシエドにソロ本塁打を浴び、スモークのタイムリーエラーもあって2失点。結局、7回8安打3失点で2敗目(2勝)を喫した。

 DeNAとの開幕戦後に足の違和感を訴えて登録抹消となったが、その後は完封、完投勝利を挙げて2連勝。試合前まで防御率はリーグ2位の1.74だった。昨季の中日戦は3試合に登板し、3勝0敗、防御率0.00。2完封を含む25イニング連続無失点と抑え込んだ“お得意さま”だったが、味方のまずい守備に足を引っ張られた格好だ。

 昨オフにポスティングシステムを利用して大リーグ移籍を目指したものの、残留を決断した。今季中に海外FA権を取得予定のため、今オフも再挑戦する可能性がある。この日は敗れたものの、国内ではほぼ敵なし。モチベーションを維持することが困難になっている。

 そういう意味では、開幕まで3カ月を切った東京五輪が現在のモチベーションになっている可能性はある。菅野には侍ジャパンで「共闘」したい選手がいるという。ヤンキースで7年間プレーし、今季から楽天に復帰した「マー君」こと田中将大(32)である。復帰が決まった際、「これも何かの巡り合わせ。田中さんが帰ってきたことによって、日本のプロ野球界にとってプラスになることばかり」と手放しで喜んでいた。さる球界関係者がこう言う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

  3. 3
    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

  4. 4
    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

  5. 5
    阪神・岡田監督に「契約延長説」急浮上…勇退説から二転三転も、背景に夫人のサポート

    阪神・岡田監督に「契約延長説」急浮上…勇退説から二転三転も、背景に夫人のサポート

  1. 6
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  2. 7
    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

  3. 8
    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

  4. 9
    「飲みィのやりィのやりまくり…」高市早苗氏がブチまけていた“肉食自伝”の衝撃!

    「飲みィのやりィのやりまくり…」高市早苗氏がブチまけていた“肉食自伝”の衝撃!

  5. 10
    野茂英雄氏と借金トラブル 元1億円投手の佐野慈紀さんは今

    野茂英雄氏と借金トラブル 元1億円投手の佐野慈紀さんは今