永田洋光
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永田洋光スポーツライター

出版社勤務を経てフリーになり、1988年度からラグビー記事を中心に執筆活動を続けて現在に至る。2007年「勝つことのみが善である 宿澤広朗全戦全勝の哲学」(ぴあ)でミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。近著に「明治大学ラグビー部、復活への軌跡」(洋泉社)などがある。

プールD最終戦の対アルゼンチン ベスト8入りした日本ラグビーの真価が問われる

公開日: 更新日:

 ジャパン(世界ランク14位)のプールD最終戦となる10月8日のアルゼンチン(同7位)戦は、2位以内がかかった決戦となる公算が大。仮に2位以内が絶望的な試合展開となっても、次回大会出場権を獲得できる3位を確保するために、勝敗はもちろん、勝ち点や得失点差にこだわった戦い方が求められる。つまり、どんな展開になっても最後までまったく気が抜けないのが、アルゼンチン戦なのである。

 それまでの3試合で負傷者が出たり、退場者が出ることも考えられるから、メンバー構成も悩ましい。

 ジェイミー・ジョセフHCは、おそらくそうした事態を見越して、FBの専門職である山中亮平を代表から外し、代わりに10番から15番までのポジションをこなせるレメキ・ロマノ・ラヴァを入れたのだろう。

 アルゼンチンの大型FWと激しいバトルを戦うことを考えれば、リザーブを、通常のFW4人・バックス3人という編成ではなく、FW5人・バックス2人にすることは十分に考えられる。その場合は、バックスに専門職のSHとレメキ、FWの控えにバックス並みのスピードを持つ福井翔大を入れれば、どのポジションに負傷者が出ても対応できるからだ。

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