植田和男
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植田総裁は弱すぎる物価見通し継続…“物価の番人”日銀がインフレ放置、国民の足を引っ張る愚
インフレに鈍感な物価の番人だ──。日銀は22日の金融政策決定会合で異次元金融緩和の現状維持を決めた。市場の大方の予想通りだったが、驚いたのがこの先の物価の見通し。足元、原油高と円安が進行し、物価高の再燃懸念が広がっているのに、植田総...
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異次元緩和“一気に修正”今しかない4つの好材料 9.21からの金融政策決定会合に市場が注目
今週は日米の中央銀行が金融政策会合を相次いで開く「中銀ウイーク」。とりわけ、21日から2日間、開かれる日銀会合に市場の注目が集まっている。植田総裁が9日付の読売新聞のインタビューで、年末までにマイナス金利を解除する可能性をにおわせた...
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植田バズーカ炸裂! “タカ派発言”で金利上昇、一気に円高に…あるか「年末の利上げ」
“植田バズーカ”炸裂だ──。日銀の植田総裁は9日付の読売新聞のインタビューで、賃上げを伴う物価上昇を条件にマイナス金利の解除の可能性に言及。「年末までに十分な情報やデータがそろう可能性はゼロではない」と時期まで踏み込んだ。 ...
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1ドル=155円×1バレル=100ドルはすぐそこ…原油高&円安のWパンチで地獄の値上げラッシュ到来
円安に加え原油高が家計を直撃──。1日のニューヨーク市場でWTI原油先物価格(終値)は、1バレル=85.55ドルと年初来高値を更新した。一時86ドル台をつけた。6月末の70ドルから2カ月で15ドルも上昇している。 サウジアラ...
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日銀植田総裁は“物価の番人”失格か…消費者物価指数11カ月連続3%超も、5月には真逆の見通し
物価見通しの甘さは“黒田超え”か──。総務省が18日発表した7月の全国消費者物価指数(2020年=100)は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が105.4と前年同月比3.1%上昇した。3%以上の上昇率は11カ月連続だ。 ...
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GDP成長率6%!にはカラクリが…訪日客が円安恩恵で爆買い、国民は物価高騰で節約の日々
衝撃の経済成長率だ。内閣府が15日発表した2023年4~6月の国内総生産(GDP、季節調整済み)速報値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比1.5%増だった。この成長が1年続くと仮定した年率換算は6.0%のプラス成長だ。 し...
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日銀が金融政策に続き株価操作を修正か…1300円続落でもETF買いに動かず
先週3日、日経平均株価は2日続落で約1300円も下落、4日は小反発にとどまった。機関投資家が米国債格下げによる投資リスクを警戒し、売り注文が広がったためだ。 加えて、日銀の金融政策の修正による長期金利の上昇を警戒する動きも出...
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ただの博打だった異次元緩和 「昔陸軍、いま日銀か」と毒づきたくなる
「ギャンブル金融政策」の修正議論は1カ月半前から出ていたようだ。 日銀が2日に公表した、6月15、16日の金融政策決定会合の議事要旨。同会合で、日銀は、長短金利操作について「運用を現時点で見直す必要はない」(委員)と、それまで...
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世界から取り残され、投機マネーの餌食となり続ける日銀の硬直
日本の物価上昇は非常に厳しい。6月の消費者物価指数(CPI)は変動の大きい生鮮食品を除くコアCPIが前年同月比で3.3%上昇。伸び率は2カ月ぶりに拡大し、高インフレに苦しむ米国を上回った。 生鮮食品とエネルギーを除いたコアコ...
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植田日銀「金利操作の運用柔軟化」の実態は大幅利上げ…金利1%時代に起きるこれだけのこと
実態は“サプライズ利上げ”だ。日銀は28日の金融政策決定会合で長短金利操作の運用の「柔軟化」を賛成多数で決めた。 誘導する長期金利(10年国債)の変動幅は「0.5%程度」を維持するとしながらも、「1%」までの上昇を容認。10...
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バブルの二の舞になりかねない 植田総裁シンパも批判を強める「動かぬ日銀」の今後
官界通(以下=官) 日銀総裁に植田和男氏(71)がなって3カ月半。黒田東彦前総裁がかたくなに続けて副作用が出ていた超緩和策の見直しへ動かず、植田氏の総裁就任を支持したシンパの間でも「動かぬ日銀」へ批判が強まっているな。 政界通(...
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金融緩和の「見直し」になかなか動かない植田日銀総裁の本音とは?
植田和男日本銀行総裁が金持ちであることが明らかになった。日銀が7日に公表した植田氏の4月9日時点の保有金融資産は、投資信託が「5000万円超1億円以下」、その他金融商品が「2500万円超5000万円以下」だった。 詳細は不明...
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日銀・植田総裁の存在感が低下するワケ 政治に忖度「目くばせの人」、7月も政策修正なし?
久しぶりの肉声だ。 16~18日にインドでG7とG20の財務相・中央銀行総裁会議が連続して行われ、日銀の植田和男総裁が出席。記者団の取材に答え「世界経済の今後については不確実性が高い」と述べた。 今月27、28日の金...
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植田日銀はアベノミクスまだ継続…インフレ加速で庶民には「地獄の夏」が待っている
またインフレ放置だ。日銀は16日の金融政策決定会合で、異次元緩和の維持を決定。植田体制となって2回目の会合でもアベノミクスの継続を選んだ。 会合後、会見した植田総裁は、足元の物価高について「国民の大きな負担になっていることは...
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日銀の「埋蔵金60兆円」が少子化対策の財源に急浮上 保有ETFの含み益が膨張中
膨れ上がる「埋蔵金」は生かされるのか──。バブル後最高値の株高にマーケットが沸いているのと同様、ウハウハなのが日銀だ。保有するETF(上場投資信託)の含み益が膨れ上がっているからだ。 ■株価 バブル後最高値続く 日銀の...
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実質賃金の13カ月マイナスで思い出す…安倍元首相「10年前の発言」の答え合わせ
マイナスは13カ月連続だ。 厚生労働省が6日発表した4月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)によると、現金給与総額(名目賃金)に物価の変動を反映させた実質賃金は、前年同月比3.0%減となった。大企業を中心とした賃上げの...
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日銀・植田総裁は“学者然”抜けず 黒田緩和10年から何も学ばない「ノンビリ検証」にがっかり
中央銀行トップにふさわしいのか──。戦後初の学者出身の日銀総裁として期待を集めた植田和男氏。学者癖が抜けないのか、金融政策の最高責任者とは思えない姿勢が目につく。 日銀本店で5月31日に開かれた「国際コンファランス」で驚きの...
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岸田首相と植田総裁は“円安地獄”を放置するのか…ニンマリなのは投資家と訪日観光客ばかり
円安・株高が止まらない──。29日の日経平均終値は前週末比317円高の3万1233円となり、22日に付けたバブル崩壊後の最高値を超え、約33年ぶりの高値水準となった。米国債の債務上限問題の合意が好感され、1ドル=140円水準の円安も...
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5月の東京消費者物価指数でインフレ加速が鮮明…「減速したとの評価は大間違い」と専門家
物価の先行きは絶望的だ。 総務省が26日、全国の物価の先行指標となる5月の東京都区部消費者物価指数(CPI=中旬速報)を発表。価格変動の大きい生鮮食品を除いたコアCPIは104.7で、前年同月比3.2%上昇した。上昇は21カ...
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米デフォルト危機回避こそ合図…6月「円安地獄」再び、1ドル150円台も視野に
米政府資金が底を突く恐れがある6月1日の「Xデー」まで1週間。債務上限引き上げを巡る協議は平行線が続く。バイデン政権と野党共和党は23日も協議を続けたが、隔たりが埋まらず、共和党のマッカーシー下院議長は「(合意は)近くない」との見通...
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春闘「賃上げ上昇率」31年ぶり高水準も…持続的な賃上げが実現困難なこれだけの理由
大幅な賃金上昇率だ──。日経新聞の2023年の賃金動向調査(3月31日~4月20日実施・前年と比較できる308社で集計)によると、定期昇給とベアを合わせた平均賃上げ率は前年比1.54ポイント高い3.89%と31年ぶりの高水準だった。...
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日本が大量保有「AT1債」が“紙切れ”になる日…青学大・原晋監督は数千万円の大損
海外の金融不安は対岸の火事ではない。「クレディ・スイス」が発行していた「AT1債」は、クレディ・スイスの救済買収の過程で無価値となり、世界に衝撃を与えた。 AT1債は金融機関が発行する特殊な社債。利回りが高い分、債権者保護は...
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植田日銀4.28会見「異次元緩和の継続」強調は「出口なし」の裏返し…金融政策の破たんは近い
4月28日、日銀は植田和男総裁就任後、初の金融政策決定会合を開き、これまでの金融緩和について「多角的レビュー(検証)」をすると発表した。ようやく、アベノミクスの本格的な検証が始まるようにも見えるが、この会見は異様だった。植田氏が強調...
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値上げラッシュ止まらず…日銀植田総裁「物価高騰そろそろピーク」答弁に疑問の声
日銀の植田総裁は27日から2日間、初めての金融政策決定会合に臨む。市場関係者からは「植田総裁は物価高騰の最新状況をしっかり把握しているのか」と不安視する見方が浮上している。 24日の衆院決算行政監視委員会でエネルギーなど輸入...
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日銀・植田総裁が国際デビューで「インフレ放置」宣言…金融政策は前任者継承を明確に
日銀の植田和男総裁は12日、米ワシントンで開かれたG7財務相・中央銀行総裁会議に出席し、国際舞台にデビューした。海外にいる解放感からなのか、就任会見とは打って変わり、現地の記者会見は口が滑らかだった。 植田氏は物価をめぐる金...
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植田日銀は早々から打つ手なし…世界に逆行する金融緩和修正なら日本は3度目の“大やけど”
日銀の植田新体制が10日スタート。植田和男新総裁の初会見は、金融緩和の修正に関する質問が相次いだ。植田氏は「現行のイールドカーブ・コントロール(YCC)の枠組みを継続することが適切だ」と強調したが、市場では早期修正の見方が広がってい...
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米国中堅銀行破綻の衝撃!「第2のリーマン・ショック」で金融危機なら日本になす術なし
第2のリーマン・ショック到来の予兆なのか。米国のシリコンバレー銀行とシグネチャー銀行の経営破綻を受け、14日の日経平均は敏感に反応。下げ幅は一時、前日比700円を超えた。 米国市場で金融株が売られたことを受け、銀行株や保険株...
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植田日銀が抱える火種「地銀含み損3兆円」…破綻シリコンバレー銀行とビジネスモデル酷似
総資産全米16位のシリコンバレー銀行(SVB)に続き、同29位のシグネチャー銀行が経営破綻した。米財務省などは全ての預金者を保護すると表明。バイデン大統領は声明で「米国の国民と企業は銀行預金が必要な時にそこにあると確信できる」と動揺...
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物価対策も一時しのぎ 自民党政権ではいつまでたってもゼロ成長
「何の反省もありませんし、負の遺産だとも思っていません」──。不愉快そうな表情でそう答えたのは日銀の黒田総裁だ。10日の金融政策決定会合後の記者会見。来月8日に任期満了を迎える黒田にとって最後の定例会合で、記者の質問は当然、この10年...
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黒田総裁は異次元緩和維持で“無責任”幕引き…日銀植田新体制の船出はパニック必至
日銀は10日、黒田東彦総裁下で最後の金融政策決定会合を開き、異次元緩和の維持を決めた。一部の期待を裏切り、黒田氏は動かなかった。後任の植田和男氏は4月9日に就任。新体制は波乱の船出となりそうだ。 BNPパリバ証券の河野龍太郎...