今日もぶらり街歩き
-
なんにもないところで自由気まま<マカオ タイパ島>
上海、台湾、香港と並び、近年よく出かけているのがマカオだ。ギャンブルには興味がないのでカジノへは足を向けない。では、何が目的? それは、ワイン、マカオ料理、ぼんやり読書。 定宿は、コロアネ島…
-
マラソン中に「富士さんだぁ…」<山中湖>
こう見えて、マラソンをやっちゃったりしている。毎年5月末に開かれる山中湖ロードレースに参加して今年で6年になった。 山中湖村役場前が受付などの会場になっており、その近くがスタート地点。最初の…
-
パラダイスがそこに<自由が丘>
敬愛する「せんべろ(1000円でベロベロに酔う)ライター」は、「自由が丘のようなお洒落イメージが強い街でも、せんべろはできますよ」と言った。イメージだけで決めつけては駄目、どこでだって夏目漱石でうま…
-
初の名古屋メシは“味噌カツ”と“味噌おでん”<四間道>
土地勘が全くない名古屋を、出張ついでに散歩することにした。いや、正確には、飲み歩くか。インターネットで調べ、たどり着いた情報が「四間道」。名古屋人には広く知られた、古い蔵が残る町並み保存地区だという…
-
ワインの街にしよう<神田>
神田は安旨ワインの街……と思い始めたのは7~8年前くらいだろうか。ワインなら1人1本プラスアルファで収まるのが普通なので、気軽に飲めるのはありがたい。だから、神田へ行くことが最近増えた。 「私…
-
紹興路と思南路は変わらぬ心地よさ<中国 上海>
上海好きで、50回前後は来ている。ただ、最近はLCC(格安航空会社)の本数が多い台湾、香港に出かけることが増え、上海は1年半ぶり。「上海にいる」と思うだけで、体が熱くなるほどうれしい。 恐ら…
-
水路に沿って気が向くままに<中国 蘇州>
蘇州最大の庭園「拙政園」は、さすが世界遺産。うなる美しさだった。 明の時代に官界に失望し、故郷で庭園を建造したという御史王献臣。はるかはるか昔、16世紀初頭、御史王献臣はどういう気持ちで園内…
-
立ち飲み屋3連チャン<横浜 野毛>
ゴールデン街が「飲み屋デビュー」のきっかけになった私は、歴史を感じる飲み屋街に引かれてやまない。 同じく新宿のしょんべん横丁も、渋谷の「のんべい横丁」も、大森「地獄谷」も、好きだ。再開発で消…
-
あるのは満開の桜だけ<山梨県 身延町久那土>
桜の名所と呼ばれる所は日本中にあるだろう。有名無名を問わず、どの町にもそんな所のひとつやふたつは。 JR身延線を北に向かう列車に揺られ、ぼんやりと窓外に流れる景色を眺めていた。集落の外れや田…
-
東京の春が一度に見えた<芝公園>
1週間ほど前。今年の桜はいつまでも散らないなと思っていたら、「明日の雨で桜も最後かもしれないですね」という言葉を聞いた。元来、人混みが嫌いで花見をする習慣がないのだが、それならばどこかで桜を見てみよ…
-
ガードの先は過去の街<大阪中崎町>
夜7時過ぎ、横断歩道の向こうの商業ビル「HEP FIVE(ヘップファイブ)」前は、待ち合わせと信号待ちの人々でごった返していた。 東京の喧騒とは少し違う、大きな話し声と熱気が渦巻くその場を抜…
-
桜の次は新緑か<北沢川緑道>
北沢川緑道は、赤堤から代田、代沢、池尻までの延長4.3キロの緑道だ。四季を身近に感じられる場所として、散歩道として、とても気に入っている。写真は秋の緑道。植えられている木が冬支度をし始めているなぁと…
-
村上春樹ゆかりの地にあった「だれかの家」の雰囲気<大磯>
村上春樹ゆかりの地(以前暮らしていた)である大磯の図書館には、村上春樹本の展示の仕方にある決まりが存在する。「真偽は分かりませんが、そう聞いたことがありますよ」と、通りがかりの大磯人。とにかく春樹本…
-
思わず、涙<武蔵小山>
「愕然とするよ」と、ムサコ(武蔵小山)ファンから聞いていた。別のファンからは「思わず、涙」とも。夜10時、東口に通ずる階段を駆け上がった。あぁ……。言葉を失う。 私の記憶では、安くてうまいさま…
-
そぞろ歩きの先に廟や寺院<台湾 台南>
降り立つと、3月初旬だというのに、半袖、短パン、サンダルでちょうどいいくらいだ。 台湾で最も早くに開けた古都である台南は、史跡がそこかしこにある。オランダ人が建てた旧跡「赤崁楼」や「孔子廟」…