コシノジュンコそっくり? NHK朝ドラ「カーネーション」で演じた川崎亜沙美は岸和田で母に
川崎亜沙美さん(NHK朝ドラ「カーネーション」でコシノジュンコ役を演じた/40歳)
東日本大震災があった2011年に放映されたNHK連続テレビ小説「カーネーション」。世界的ファッションデザイナーとして活躍するコシノ3姉妹の母・小篠綾子さんをモデルにした物語で、現在もNHK BSで再放送中だ。この中で、次女のコシノジュンコ役(直子)を演じたのが川崎亜沙美さん。当時から“ハマリ役”と話題だったが、今、どうしているのか。
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「『カーネーション』の主役オーディションの前の2010年に、生まれ故郷の大阪・岸和田に戻ってきました。それから、ずっと関西が拠点です」
岸和田市内にあるカフェで会った川崎さん、まずはこう切り出した。洋服もアクセサリーも、センスよく目立っている。
「『カーネーション』では、直子の衣装は途中からジュンコさんが実際にデザインした服を着ていたんですよ。直子だけじゃなく、それぞれモデルになった──長女はヒロコさん、三女はミチコさんがデザインした服を着て演じていました」
それはそうと、オーディション前に岸和田へ戻ったとは?
「『カーネーション』は私の地元の話でしたから、『絶対イケる!』と主役を演じる気満々で、コッチでの撮影に備えて戻って来てたんです。ほんま、当時は思い込みがすごかったから(笑)」
主役は尾野真千子が掴み、川崎さんは次女・直子役をゲットした。
「オーディションのとき、私は何を勘違いしたか、『小篠さんならおかっぱやな』とバシッと切って気合入れて行ったら、演出の方らは『この子の目つきは直子だな』と最初から思っていたそうです。撮影時、私は舞台での経験だけでドラマはほとんどやったことがなく、マネジャーもなく1人で現場に入って、話しかけてくれる人もあまりおらず、内心は心細かった。芝居も大根やったな、と思っていたけど、今、再放送を見ていると、案外ちゃんとやれてましたね」
「カーネーション」終了後、関西の情報番組のパネリストやリポーターの仕事が多く舞い込み、そのまま関西を拠点に活動を続けてきた。
「芸能の仕事は東京やと思っていたけど、大阪でできるんや、と思ったら感動して。ただ数年たったら、これって私がやりたかったことなんかな、と疑問に思うようになりました。結婚して子どももほしかった。悩みに悩んで、結婚して一度は会社員になるつもりで、当時の事務所をやめ、仕事もほとんど降ろさせてもらいました。その後、思い直したんですけどね」