45歳Jリーガー プロ25年目の真実
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45歳までひたすら追求「美しいサッカーは人を感動させる」
今連載のスタートが昨年4月。僕は45歳の現役選手として「ヴェルディ再建。まずはJ1に昇格させる」と意気込みましたが、度重なるケガもあり、昨シーズン限りの引退を決断しました。 現在は東京VのG…
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若い選手に「心・技・体」落とし込むのは難しい
東京Vユース(18歳以下)を率いて2月半ばの週末に法政二高、帝京長岡(新潟)と練習試合を行いました。帝京戦の後に「法政二高戦よりも気持ちが入り、いいプレーも多かった。今日みたいな試合を続けていこう」…
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ユース監督初采配 ドイツで日本人選手の長所と短所を実感
昨シーズンを最後に25年間のプロ生活に別れを告げ、本当に久しぶりに「フィジカルを追い込まない日々」を過ごしています。今ごろは「キャンプに参加して体をいじめているところだったなぁ~」と思いながら、いつ…
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2月からユース監督兼GM補佐に 東京V復活は夢じゃない
昨年12月30日、ラモスさんが脳梗塞で入院というニュースが飛び込んできました。実は当日、電話をかけていました。 留守電にメッセージを入れると、いつもだと当日中に連絡が来ます。ところがかかって…
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ラモス瑠偉さんに引退を報告したら1時間説教されました
11月7日に引退を決意し、球団社長には伝えたのですが、まだまだ大仕事が残っていました。 10月30日のエキシビションマッチでお会いした時、口々に「来年もやるんだろ? じっくり治して頑張れ」と…
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きっかけは6月の岐阜戦…「引退」決めた真相を話します
11月10日、僕は引退を発表しました。決断までに幾多の葛藤があり、まだ「悔い」はあります。 引退のきっかけになったのは、6月8日の岐阜戦でした。シーズン前の右膝のケガから何とか復帰し、敵将ラ…
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引退決意直前…ラモスさんから“らしさ”あふれる激励が
J2も12日のC大阪戦と20日の岐阜戦を残すのみとなりました。東京VはJ1昇格プレーオフの参加条件「6位以内」に遠く及ばず、サポーターの皆さまには申し訳なく思います。自分自身にとっても、苦しいシーズ…
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<第8回>日本代表 厳しい戦いが続くと“犯人捜し”が始まる
ロシアW杯最終予選のイラク戦(6日)、オーストラリア戦(11日)で日本代表は1勝1分けの結果に終わりました。しかし、これからも厳しい戦いは続いていきます。 Jリーグでもそうですが、勝負の世界…
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<第7回>金崎が監督と衝突…僕はかつてもっと酷いことを
8月20日のJ1湘南戦で途中交代させられた鹿島FW金崎夢生選手が石井正忠監督との握手を拒否し、さらに詰め寄るなどの態度を取りました。事態を重く見た日本代表のハリルホジッチ監督は、金崎選手を9月のW杯…
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<第6回>サッカーの監督には「器の大きさ」が必要
リオ五輪のサッカー日本代表は、残念ながらグループリーグ敗退となりました。3戦目スウェーデン戦を勝利した後、ロッカールームで手倉森監督が男泣き。「僕らと一緒に全力を尽くして戦ってくれた。監督のためにも…
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<第5回>「すべてをサッカーに捧げたか」と自問自答した夜
リオ五輪本大会が目前に迫ってきました。「もし五輪本大会に出場していたら、その後のサッカー人生はどうなっていたのだろうか?」。4年ごとの五輪シーズンになると、いつもこう思わずにはいられません。 …
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<第4回>“師匠”アルディレスが代表監督に就任していたら…
先日、静岡で開かれたアルディレス・元清水エスパルス監督(63=写真右)の来日記念パーティーに参加しました。 久しぶりにお会いした監督は、白髪こそ増えましたが、相変わらず毒舌が冴え渡っていまし…
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<第3回>必ず強くなってもう一度戻ってきます
8日は久しぶりのJリーグ平日開催デー。試合会場の味の素フィールド西が丘サッカー場に向かいながら、自然といろいろな思い出が浮かんできました。相手の岐阜を率いるのは「人生の師」と言っていい人。大学を中退…
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<第2回>リハビリ・別メニュー帰還はつらくて厳しいもの
J2・東京Vに復帰して3シーズン目を迎えました。開幕前の練習試合で右膝の内側靱帯を損傷し、右足ふくらはぎの肉離れも起こしてしまいました。それから約3カ月の間、リハビリ・別メニューで調整してきましたが…
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<第1回>まずは、現役にこだわり続ける理由を話そう
こんにちは。いや、お久しぶりです! ゲンダイ読者にお会いするのは14年2月、コラムを寄稿して以来です。これから3週間に1回のペースで「45歳の現役Jリーガー」の見たこと、感じたこと、伝えたいことを昔…