関西の“失敗しない”食事処
-
アコルドゥ(奈良)コースのみの現代スペイン料理店
奈良公園近くに、評判を取るスペイン料理店がある。「アコルドゥ」といい、現代スペイン料理の旗手・川島宙シェフが営んでいる。 「西洋銀座」や「京都センチュリーホテル」で王道フレンチを学んだ川島シェ…
-
もつ鍋 みやわき(大阪・北浜)本場のダシで新鮮な肉がうまい
もつ鍋は福岡が発祥といわれており、戦後炭鉱労働者として働いていた朝鮮の人たちが食べていたホルモン鍋から生まれた料理である。それが徐々に伝播して今や全国どこにでもあるものになった。「福岡とはだしに違い…
-
鳴門(淡路市・浅野)明石大橋を渡ってでも行く価値あり
回転寿司で敷居は低くなったものの、やはり本格派となると、寿司は高級品に分類される。だが、漁師町ではどうだろう。新鮮な魚が当たり前に得られるから大枚をはたかなくてもレベルの高いものが味わえる。明石大橋…
-
ダイニング&バー シズリング(守口)この5000円プランはお得だ
かつては高根の花だったホテルも、街場の店が頑張っているためにウカウカしていられない。あの手この手で激戦を勝ち抜こうと必死なのだ。 そこで紹介は、企画が面白いのと料理の質が高いのとで評判を呼ん…
-
お酒がススムごはんや1975(大阪・南森町)凝った料理ばかりの“マル得”居酒屋
大阪天満宮から大川へ向けての道に、深夜1時までに入れば食事ができる店「お酒がススムごはんや1975」がある。店長・内田正志さんが生まれた年を記したユニークな居酒屋だ。内田さんは「こだわりの素材や調理…
-
炭焼きあなご あさじ(淡路島・浅野)他店では味わえない名人級の炭焼き穴子
淡路島の旧北淡町(現淡路市)は、昔からいい穴子が捕れる地として知られている。町には数多く焼き穴子を扱う店が見られる。そんな中で私のイチ押しは、浅野にある「あさじ」だ。 店主・倉本正富さんは、…
-
バー・ポッソドウロ(神戸・有馬)温泉街の風情漂うバー
温泉街の夜は風情がある。浴衣姿で歩く人もおり、何となく古き良き日本の姿を思い起こされてくれるからだ。ただ難を言えば、バーが旅館内に併設されていて宿泊客専門の感が否めない。ところが有馬温泉で宿泊客以外…
-
いちじろう(淡路市富島)地元の漁師がたむろするレベルの高さ
北淡タコの水揚げで知られる淡路市の富島漁港。明石の対岸で漁場はほぼ同じなのに明石浦漁港と比べるとまだまだその名はとどろいていない。 いい魚介類が揚がる富島の町で漁師たちがたむろして飲食をする…
-
和菓子・喫茶 沙羅樹(岡本)コーヒーとも相性がいい“こだわり和菓子”
ケーキやパンの印象が強い岡本の街で29年間和菓子のレベルを高めてきたのが「娑羅樹」。西宮の「高山堂」を実家に持つ木下紀代子さんが子育ても落ち着いたころに商売がしたいと一念発起して始めた和菓子屋である…
-
アリオリオ(神戸・岡本) 和だしとペペロンチーニが見事にマッチ
10月28日はおだしの日。これは太鼓亭が展開する関西だし専門店「だし蔵」と和歌山の印南町が連携して日本記念日協会に申請した結果、認定されたもので、昨年からこの日がだしの日と決まった。これを記念して和…
-
ナチュラルガーデン(和歌山県・湯浅町)一流シェフが和歌山の食材でフレンチ
和歌山県湯浅町にかなりレベルの高い仏料理店がある。 「繁華街ならいざ知らず、こんな片田舎に」と書くといささか失礼だろうか。オーナーシェフの前川和宏さんは湯浅の出身で地元に帰って一軒家の店を持ち…
-
新島水産(洲本・由良)漁港近くの貝卸しが食事処を併設
洲本の街からさらに南へ。約15分ほど車を走らせると、由良の漁師町にたどり着く。由良漁港は規模の割に漁獲量が多く、香住に次いで兵庫県第2位を誇る。そんな由良の町で貝を中心とした魚介類の卸しをやっている…
-
ファゴット(大阪・堺)有名パティシエが挑んだスイーツ革命
ホテル・アゴーラリージェンシー堺の1階にある「ファゴット」は、スイーツとパンの店。引っ切りなしに客が訪れては、それらを求めて帰る姿が目立つ。店を仕切っているのは、パティシエの高橋賢一さん。「ファゴッ…
-
酒肴 石心(六甲アイランド)地酒と職人芸のアテが味わえる
六甲アイランドにある「石心」は、兵庫県下で産される日本酒にこだわった店。場所柄、空蔵に壱、浜福鶴、仙介など灘で造られている小規模な酒蔵の酒を中心に、明石や姫路などのものも加えて構成している。 …
-
マンドリーノ(堺筋本町)老舗店のイタリア料理をお届け
伊料理「マンドリーノ」といえば、大阪では老舗。店主の大久保裕康さんがその昔、渡り蟹のスパゲティを考案し、その名を轟かせたばかりか、同料理は日本の津々浦々まで広まった。 その「マンドリーノ」も…
-
ラウンジ&ダイニング ピア(神戸・元町)神戸ポーク料理の魅力
神戸メリケンパークオリエンタルホテル3階にある「ピア」は、同ホテル唯一のフレンチレストラン。ただし、カフェ利用もできるために肩ひじ張らずに食事が楽しめる。同店の厨房を任されている岸本達哉さんは31歳…
-
フォースル(南海・堺)重厚なホテルバーで格別カクテル
概して堺には腕のいいバーテンダーが多い。ゆえにいいバーもたくさんあり、左党は選択する楽しみがある。 南海・堺駅前にあるホテル・アゴーラリージェンシー堺の1階に位置する「フォースル」もそのひと…
-
にしか和(三田)地元野菜と天然の魚にこだわる“くずし割烹”
一時期、くずし割烹が脚光を浴びた。その流行の主はギ園の「枝魯枝魯(ぎろぎろ)」。その店主はパリにまで進出したほどの勢いだった。くずし割烹とは会席の概念にとらわれない独創的な日本料理をさす。お高く止ま…
-
麺屋ひしお(和歌山駅前店)どこにもない紀州らしいラーメン
地方ラーメンの代表格である和歌山。戦前からその屋台が何軒かあったそうだが、メジャーにしたのは皮肉にも「毒入りカレー事件」。全国から訪れた記者がその味を知り、一挙に伝えたことで和歌山ラーメンが全国区に…
-
無鹿(丹波・柏原)クセもにおいもない丹波鹿料理
JR柏原駅の近くに珍しい鹿肉料理店がある。鹿は昨今、獣害による報道が多い。先日も奈良市が農作物を荒らす鹿を捕獲すると発表したばかりだ。一方、グルメの世界では鹿肉は低カロリー、高タンパクな素材として評…