監督・星野仙一の功罪
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選手を傷つけ自身も…北京五輪では情の野球で地獄を見た
17年間の監督生活で日本一を果たしたのは、2013年の楽天時代の1度のみ。短期決戦に弱いと言われた理由を星野自身は、「オレの野球は情の野球」と言っていた。 奇策を弄さず、用兵は型通り。シーズ…
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食事やお茶も頻繁に マスコミ懐柔策で阪神批判がタブーに
「マスコミも戦力だ」という星野の真骨頂はやはり阪神時代だ。 2001年オフ、中日監督退任直後に、まさかの阪神入り。球界きっての情報通で知られる星野は、「伏魔殿」と呼ばれた低迷球団の体質を知って…
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「星野ジャパン」商標登録出願 カネへの嗅覚は抜群だった
「阪神はカネのなる木だ」 02年からタテジマのユニホームに袖を通した星野はその1年後、親しい人にこう漏らしたという。 阪神に来て驚いたのは、古巣中日との熱気、人気度の違いだ。 「…
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闘将は名将ではなかった 落合に完全否定された恐怖政治的手法
楽天の星野仙一球団副会長が4日に急逝した。享年70。膵臓がんで闘病中だった。監督として中日、阪神、楽天の3球団を率いて4度のリーグ優勝、日本一1度。17年の監督生活で歴代10位の1181勝(1043…