佐藤信人が見た米ツアーの凄い奴ら
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松山英樹はフェードからドローへスイングチェンジに成功
2020年も優勝がなく、ここ3シーズン勝ち星がない松山英樹に対してヤキモキしているファンは多いと思います。 とはいえ競争激しい米ツアーで“高値安定感”があるとみて間違いありません。14年から…
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マーティン・レアード 左膝のケガを乗り越え7年ぶり復活V
10月の「シュライナーズホスピタル・フォー・チルドレン」は3選手によるプレーオフになり、7年ぶりにマーティン・レアードがツアー優勝を遂げました。ちなみにレアードはこの大会で3度の3選手によるプレーオ…
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C.オルテスの精神的支柱は同郷出身の元女王オチョア
米ツアー118試合目の「ヒューストン・オープン」で初優勝を遂げたのがメキシコ出身のカルロス・オルティスです。米ツアーでのメキシコ人優勝は42年ぶりの快挙でした。 世界女王になったロレーナ・オ…
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松山英樹は2017年全米プロで優勝争いを演じた時と似ている
史上初の11月開催となる今年のマスターズは、セルヒオ・ガルシアとホアキン・ニーマンがコロナ感染のため欠場して92選手が出場します。 当初、気温が4月より低く、冷たい北風が吹くという報道があり…
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J・コクラック「ツアー初V」の勝因…欠点のパットを改善
2012年から9年連続シードのジェイソン・コクラック(35)が、ツアー233試合目の「ザ・CJカップ」でやっと勝ちました。 オハイオ州に育ち、地元ザビエル大学に進学して07年に卒業しますが、…
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S・ガルシアの3年ぶり復活V 目を閉じたパッティングが話題
40歳になったセルヒオ・ガルシアが2017年「マスターズ」以来、3年ぶりに「サンダーソンファームズ選手権」で米ツアー11勝目を挙げました。 ツアー出場経験があるクラブプロの父親から指導を受け…
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飛ばし屋デシャンボー 全米OP圧勝で戦い方は変わるのか
深いラフに狭いフェアウエー。それに約7500ヤード・パー70という例年通りのタフな設定で行われた先の全米オープン(ウイングドフットGC)は、ただ一人アンダーパーで回ったブライソン・デシャンボーがメジ…
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R・シェルトン 初優勝期待の物静かな「エックスボックス」
ここ2シーズン連続で下部賞金王がツアー昇格後にすぐ大活躍しています。2018―19年のイム・ソンジェ、19―20年はスコッティ・シェフラーであり、ともにトップ30選手だけのプレーオフ最終戦「ツアー選…
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D・ジョンソン 感情の浮き沈みを一切出さずにいつも自然体
今季プレーオフ1戦目「ノーザントラスト」は、2位に11打差をつける通算30アンダーの圧勝。2戦目「BMW選手権」もプレーオフに残り、2位フィニッシュ。ダスティン・ジョンソン(DJ)が快調です。世界ラ…
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コリン・モリカワ ミスを引きずらず切り替えの早さが強み
23歳の若さで全米プロを制したC・モリカワのすごさは、メジャータイトルに近づいた終盤にみじんもビビっていなかったところです。サンデーバックナインは一時7選手がトップタイに並ぶ大混戦になり、ひとつのミ…
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M・トンプソン 追い込まれると底力を発揮する不屈のプロ
「3Mオープン」で7年ぶりツアー2勝目を挙げたM・トンプソン(35)は不屈のプロです。2017年に肩をけがして公傷制度を受けましたが、15年フェデックスランク(FR)146位、16年145位、18年1…
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ダニエル・サマーヘイズ コロナ自粛中に第二の人生を決意
コロナ禍の自粛期間中に「家族の大切さを感じた」と現役引退を決意し、第二の人生を歩み始めたのがプロ14年目のダニエル・サマーヘイズ(36)です。 その引退試合がドラマチックでした。地元開催の下…
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B・デシャンボーは自粛中に習得 規格外のドライバー飛距離
デビュー当時から「マッド・サイエンティスト」と呼ばれるブライソン・デシャンボー(26)は、自らゴルフを科学分析する異色のプロです。 アイアンを全番手同じ長さにしたり、ボールを塩水につけて重心…
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R・マッキンタイア スコットランドの期待背負うレフティー
欧州ツアーでめきめき頭角を現しているレフティーがいます。プロ転向4年目の23歳、世界ランク72位につけるロバート・マッキンタイア(23)です。 スコットランド最大都市グラスゴーの北西150キ…
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サヒス・シーガラ プロ転向する全米注目の大型プレーヤー
いま全米で最も動向が注目される学生がペパーダイン大のサヒス・シーガラ(22)です。大学生に与えられる最高峰タイトル「ハスキンズ賞」を受賞し、6月9日発表の「ベン・ホーガン賞」のファイナル選考3選手に…
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H・イングリッシュ 自信取り戻し久々のツアー3勝目に期待
コロナ禍で米ツアーも3月からストップしていますが、中断前の11試合に出場してトップ10入り5回、予選落ち1回と安定しているのがハリス・イングリッシュです。 ジョージア州バルドスタ生まれの30…
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J・T・ポストン 大学時代からの目標だったマスターズ出場
昨季のレギュラーツアー最終戦「ウィンダム選手権」で初優勝を遂げ、初のマスターズ出場権を獲得したJ・T・ポストン(26)。祖父は全米シニアアマ、全英シニアアマにも出場し、「エージシュートは、もう数える…
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C・ベゾイデンハウト 多くの人に希望与えるパワーの持ち主
新型コロナウイルス感染拡大のため世界中でゴルフ大会が中止や延期になり、世界ゴルフランク(WR)も3月15日から凍結しています。その結果、11月開催の「マスターズ」にクリスティアン・ベゾイデンハウト(…
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ビクトル・ペレス 仏113年ぶりメジャー優勝の期待がかかる
世界ランク40位につけ、フランス勢113年ぶりのメジャータイトル獲得の期待がかかるビクトル・ペレス(27)です。 スペイン国境に近い南部タルブに生まれ、幼少期からゴルフを始めて、家から通える…
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E・ファン・ローエン 地道に力を蓄えて30歳で花咲いた大器
日本ではなじみの薄い選手ですが、昨年末の世界ランク50位内資格で初めてマスターズ出場を決めたエリック・ファン・ローエン(30)も、大会延期にがっかりしたひとりでしょう。 188センチの長身で…