大人の基礎ノート 5分でわかる生物編
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実りの秋の象徴「マツタケ」は菌の一種? キノコと植物の持ちつ持たれつの関係を解説
世界的な猛暑に見舞われた今夏。ようやく本格的な秋が日本列島にもやってきました。 秋と言えば「芸術の秋」「スポーツの秋」などとさまざまな冠が付きますが、「実りの秋」も忘れることはできません。サ…
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生物学的に「人種」は存在しない? 肌の色の違いは適応進化の結果
世界には多様な文化を持ったヒトが暮らしています。また、その外見も、肌の黒い人や白い人、髪の黒い人もいれば金髪の人、瞳の色も青かったり、茶色がかったりと多種多様です。特に肌の色で「黒人種」「白人種」「…
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「グリーンマン」は妄想のまま? 人間は光合成できるようにならないのか
1997年、日本テレビ系のバラエティー番組「ウッチャンナンチャンのウリナリ!!」の中で結成された、ポケットビスケッツという音楽グループが大人気でした。 ポケットビスケッツのメンバーだった漫才…
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恐竜には羽毛が生えていた! 鳥類として生き残ったジュラシック・パーク
今夏も全国各地で恐竜展が開かれていました。恐竜は大人にも子供にも大人気です。そんな恐竜たちの描かれ方が、いつの頃からか大きく変わってきたように感じませんか? 子供の頃の恐竜図鑑を見ると、恐竜…
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人間もネコや犬と同じ?「手は口ほどにものを言う」言葉だけがコミュニケーションツールじゃない
ネコや犬もそれぞれ感情を持ち、喜びや悲しみをその行動で飼い主に表現します。それらの表現は私たち人間とも共通する点があり、動物たちと我々は心を共有する場面に出くわすことがあります。 樹上の鳥を…
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意外としたたかな「鳥の世界」オシドリは“仲良し夫婦”なの?
芸能界や政界などで活躍する夫婦を称える「オシドリ夫婦」という言葉があります。また、結婚式などで仲の良い夫婦になってほしいと「鴛鴦の契り」という言葉が贈られます。なぜこのような解釈や言葉が生まれてきた…
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ニホンオオカミはどう誕生した? 日本列島に住んでいた巨大オオカミの謎
前回に引き続き、日本に棲んでいたオオカミの話をお届けしましょう。 国立歴史民俗博物館(千葉県)には、精悍な顔つきの巨大なオオカミの模型が展示されています(写真①)。これは2万年以上前、更新世…
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オオカミとヤマイヌの違い 邪悪な生き物であり神様でもある
■「送り狼」とは 皆さんは「送り狼」という言葉をご存じでしょうか。現代においては「人の後をつけねらう、危険な人。特に、親切らしく送って行って、途中で女をねらう男」など、不埒な意味合いとして使わ…
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花に「一重咲き」と「八重咲き」があるのはなぜ? 遺伝子の働きに秘密あり
私の勤める学校では3月末にソメイヨシノの花が咲き、入学式の頃には八重咲きの桜が新入生を出迎えます。 ソメイヨシノのような花弁が一重の桜もたくさんの花をつけてきれいな植物ですが、一つ一つの花を…
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なぜ哺乳類が恐竜全盛を生き延びた? ウイルス感染がもたらした胎盤の誕生
この3年は新型コロナウイルスに社会がかき回されました。 誰かと飲みに行ったり、カラオケや旅行も止められ、マスクをしていないと知らないおっさんにきつく注意されるようなギスギスした毎日。学校では…