長寿者が毎日食べているもの
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同じ年を重ねても「衰えない人」と「衰える人」がいるのはどうしてか
最近の雑誌には、老化に関する記事が驚くほど増えている。超高齢社会を通り越し、やがて「人生100年時代」がやってこようとしているなかで、それだけ注目されているからだろう。 人間が老化していくの…
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食パンやパスタは国産小麦かどうかで判断 安いカップ麺には輸入小麦が使われている
数年ほど前から国産小麦で焼いた食パンや菓子パンがスーパーの棚に並ぶようになったが、やはり値段が倍近くもするので苦戦していたようだった。 ところが、コロナ禍から売れ始めたようで、最近では早めに…
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がんになりたくないと思うなら、「酸化した油」を取らないようにする
野菜ばっかり食べていると、たまには肉も食べたくなる。肉というより脂質が恋しくなるのだろう。天ぷらもいいが、脂が滴り落ちるような鶏の皮もいい。脂ののったサンマが店頭に並ぶだろう。舌には脂肪を感じるセン…
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コーヒーの意外な効果 実は赤ワイン以上に「カラダの酸化」を防いでくれる優れもの
ドラッグストアに行くと中年男性がサプリメントのコーナーでいろいろ迷った末に、鉄分のサプリメントを購入していった。私などは、妊娠中か産後の女性、あるいは生理時の経血量が多くて貧血状態になりやすい女性が…
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鍋料理・炊き込みご飯には、がんや老化を防ぐ「抗酸化物質」たっぷり
がんを取材する過程で、活性酸素ががん化に大きな役割を果たしていることを知ったのだが、さらに取材を進めると、活性酸素はがんだけでなく、老化や動脈硬化、脳血管障害、高血圧などとも深く関わっていて、最近で…
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注目の水溶性食物繊維「海藻類」は長寿菌を腸内細菌に増やし老化を遅らせる
野菜スープは腸内細菌叢(腸内フローラ)に影響し、善玉菌を増やすと書いたが、腸内細菌叢はそんなに重要なのだろうか。 実はこの腸内細菌叢、近年は非常に重要視されていて、脳に匹敵するのではないかと…
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野菜スープの習慣 がん患者の声で最も多かった「便秘の解消」
発がんというのは、何だろう。例えば、正常な細胞が活性酸素に触れたからといって、いきなりがん細胞になるのではない。まず、DNAが損傷して炎症が起こると、免疫細胞が集まってくる。そこから逃れた細胞がトラ…
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「野菜スープ」は万能…内臓が疲れていると思ったら朝食にキノコや海藻を入れて
私たちの体に発生する活性酸素は酸化力が強く、細胞を変えてしまう怖い物質だと書いたところ、活性酸素が発生しない方法はないのかと尋ねられた。 結論からいうと、「無理」である。その理由は、私たちが…
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地中海食に使われるオリーブオイルの効果 大腸がんが少なく認知症に有効という報告も
イタリア、ギリシャ、スペインなど地中海沿岸の人々が食べている伝統的料理を「地中海食」と呼んでいる。地中海食は健康に良いというのはほぼ常識だが、実はかなりの高脂肪食なのである。カロリーも高い。それでも…
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カギは日本の伝統食にあり アトピー患者の9割超に効果があった食事療法
コロナ禍の前のことである。私の知人がアトピー性皮膚炎(以下、アトピー)になったことでびっくりしたことがある。なにしろ、アトピーは子供がなるものと思っていたのに、中年男性がなったのだ。そのうえ、大人の…
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睡眠障害の悩み…お坊さんに教えていただいた栄養たっぷりの朝食「発芽玄米がゆ」
サーカディアンリズムという言葉がある。私たちの体がもっている生体リズムは「体内時計」と呼ばれているが、このリズムの24時間周期をサーカディアンリズムという。これが乱れると困ったことが起こる。それが体…
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「大根どきの医者いらず」切り干し大根は高血圧予防に効果てきめん
ネットで「医者いらず」で検索していたらこんなことわざがヒットした。 「りんごは医者知らず」「大根どきの医者知らず」 りんごについては、ヨーロッパで流布しているが、日本ではあまり聞かない…
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お茶は最強の飲み物! 心筋梗塞など心疾患による死亡リスクが半分以下になる
紅茶にはフラボノイドがたくさん含まれる。フラボノイドというのは、植物自身が紫外線でできる活性酸素から守るために作り出した抗酸化物質のことだ。野菜の色素や苦みもこのフラボノイドである。 野菜以…
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喫煙が減っているのに「がん」はなぜ増える? 正しい野菜の選び方がカギを握る
がん、認知症、心筋梗塞、脳卒中……、いずれも私たちが「なりたくない」病気の代表である。 これらの病気にはいずれも食べ物が深く関わっている。例えばがん。細胞ががん化する原因は大ざっぱに「遺伝」…
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【番外編】恋をする大切さ 脳卒中で倒れた男性がリハビリに励んでいたワケ
疋田善平医師を取材したときに目撃した事例である。 妻に先立たれて息子夫婦と一緒に住んでいた男性がいた。 定年退職した途端に脳卒中で倒れ、右半身が麻痺してしまう。毎日のように診療所にや…
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【番外編】「男性ホルモン」の数値が高いと健康で長生きできる
「死ぬまで働きなさい」という疋田善平医師の言葉を紹介したところ、こんなメッセージをいただいたことがある。 「死ぬまで働くなんて冗談じゃない。退職したらのんびりとしたい」 働くというのは、…
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死ぬまで元気でいたいなら…まだ元気な50代、60代から農作業で筋肉に負荷を
死ぬまで元気でいたい──。そんな希望をかなえるには、まだ元気な50代、60代から筋肉に負荷をかけ続けることだという。それには「自分で農作物を育てるのがベスト」だと102歳の疋田善平医師は言う。かつて…
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102歳の医師・疋田善平さんのふくらはぎを見ると、陸上選手のように盛り上がっていた
地域の人たちに「体を動かしなさい」と言い続けた102歳の疋田善平医師。では、自らはどういうふうに体を動かしてきたのだろうか。 90歳になるまで診察をしていたのだから、体を動かしていたことは間…
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102歳の医師 疋田善平さん驚きの食事量 そして元気な人には「死ぬまで働きなさい」と説いた
亡くなる2日前まで公務をこなしていたエリザベス女王のような死を、というわけではないが、日本人が昔から望んできた「死ぬまで元気でいたい」という希望を、町ぐるみで実現させた人物がいた。 保健文化…
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「野菜たっぷりカレー」は最高のがん予防食品 黒豆、カリフラワー、ナスなど抗酸化物質の多いものを
肺がんや胃がん、肝臓がんなど、がんの原因として考えられるものに大きく分けて「遺伝」と「環境」がある。 遺伝を変えることは難しいが、環境は自らの意思で変えることは可能だ。では、環境の原因は何か…