【プレミアム会員限定】オンライン講座 鈴木宣弘
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鈴木宣弘(第16回)「日本が飢える日が迫っているパート2」
食料争奪戦が現実に起こっている今、注目すべきは農業基本法の改正だった。農政の憲法と言われる基本法が見直されたのだが、当初の原案には食料自給率を高めなければいけない、という文言が入っていなかった。さ…
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鈴木宣弘(第15回)「日本が飢える日が迫っているパート2」
コメ不足が深刻化して、大騒ぎになったが、同じような構造は牛肉やオレンジにもある。天候不順や中国の爆買い、買い負けなど、いろいろ言われるが、根底にあるのは米国からの自由化要求に応えて、輸入量の増加、…
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鈴木宣弘(第14回)「日本が飢える日が迫っているパート2」
コメ不足の背景には政策的な間違いがあると指摘した鈴木教授は「同じ構図がバター不足にもある」という。酪農家には減産を要求し、牛を処分させ、足りなくなったら輸入で賄おうとしている。政府がバターや脱脂粉…
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鈴木宣弘(第13回)「日本が飢える日が迫っているパート2」
ちょっと前までは「過剰」と言われたコメがいきなり不足して、騒ぎになった。このことについて、様々な報道がなされているが、表層ではなく真相を見る必要がある。猛暑で良質米が減った、インバウンド需要が増…
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鈴木宣弘(第12回)「日本が飢える日が迫っている」
農業支援に後ろ向きの政府は、最近、コオロギ食などと言い出している。河野大臣が試食したり、徳島で給食に出されたり。牛のゲップや田んぼのガスが地球温暖化を招くというとんでもない理屈でフードテックが推奨…
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鈴木宣弘(第11回)「日本が飢える日が迫っている」
これまで「世界で最初に飢えるのは日本」という話を続けてきた。この危機はウクライナ戦争を受け農業大国インドが、小麦やコメの輸出を規制する行動にでたことで、さらに拡大している。そして、日本が飢えた…
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鈴木宣弘(第10回)「日本が飢える日が迫っている」
日本の農業はどうあるべきか。生態系を維持し、循環型の農業を目指すべきだ。そうしなければ、肥料、飼料を止められた瞬間アウト、日本人は飢えてしまう。牛が草を食べ、その堆肥でコメを作る。その方が農家も儲…
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鈴木宣弘(第9回)「日本が飢える日が迫っている」
食に対する考え方が欧米と日本では全く違う。イタリアでは水田はコメを作るだけではなく、生物の多様性を維持し、洪水を防ぎ、水をろ過する機能もあることから、その恩恵を国が直接農家に支払うシステムがある。…
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鈴木宣弘(第8回)「日本が飢える日が迫っている」
牛肉に関して、日本人は豪州産は安心と思っているが、これには裏がある。成長ホルモンが投与された肉はEUはもちろん、中国、ロシアでも禁輸し、日本も国内では禁止されているが、なぜか、輸入はフリー。その結…
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鈴木宣弘(第7回)「日本が飢える日が迫っている」
米国の要求に応じて、日本人の口に入る食品の規制を緩和している政府のことをほとんどの人は知らない。米国産のレモンには防カビ剤がかかっている。これをかけないと船便で運べないからだ。しかし、これは禁止農…
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鈴木宣弘(第6回)「日本が飢える日が迫っている」
日本人の多くは日本の食品は安全だと信じている。それは本当だろうか。米国では「日本の寿司は食えない」と書かれた衝撃的なポスターがある。ゲノム編集された真鯛の販売が始まったからだという。日本の安全神話…
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鈴木宣弘(第5回)「日本が飢える日が迫っている」
米国のグローバル企業を儲けさせるために種子法改正などが次々に通った。その犠牲になるのは誰なのか。今春からは遺伝子組み換え表示も消えてしまった。学校給食にも危機が迫るが、自治体の中には抵抗の動きが出…
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鈴木宣弘(第4回)「日本が飢える日が迫っている」
GHQによって焚書になった「食糧戦争」(丸本彰浩著)という本がある。そこには「食糧こそが国防の第一」と書かれていた。米国はなぜ、この本に目くじらを立てたのか、その結果、何が起きたのか。その手先とな…
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鈴木宣弘(第3回)「日本が飢える日が迫っている」
鎖国を続けた江戸時代は言うまでもなく、日本の食料自給率は100%だった。農作物からたい肥を作る循環型で無駄のないやり方は世界に冠たるものだったが、1858年に結ばれた日米修好通商条約以降、米国の思…
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鈴木宣弘(第2回)「日本が飢える日が迫っている」
トマホークは爆買いするのに、食糧安全保障には後ろ向きの政府。それどころか、農家や酪農家をさらに苦境に追い込む政策ばかりをやっている。なぜ、こんな事態になっているのか。大メディアが報じない実態と裏側…
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鈴木宣弘(第1回)「日本が飢える日が迫っている」
トマホークは爆買いするのに、食糧安全保障には後ろ向きの政府。それどころか、農家や酪農家をさらに苦境に追い込む政策ばかりをやっている。なぜ、こんな事態になっているのか。大メディアが報じない実態と裏側…